「いない 短編怪談」を含む小説

私が住んでいたアパートからの通勤路に、小学生の通学路と重なっている道があったんです。

ただの音だと思っていたんだ。

一昔前、怪談にハマっていたことがありました。レンタルビデオ店に足繁く通っては、ホラー系の作品をたくさん見たものです。今となっては、その内容はほとんど忘れてしまいました。それでもあ…

　甲子園球場には魔物が棲むという。 　そしてこのグラウンドには── 「地縛霊がいますね」 「は？」 　ヒデキな整骨院〈ぎゃらん堂〉を舞台にしたミステリ短編シリーズ、第三弾。 　…

公式自主企画「怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語」への参加作品です。 少し怖いという加減が難しい……。 そして、モキュメンタリー形式というのが、いまいちよくわかっていません…

学生時代、アルバイトから帰っていた夜。 ある人と擦れ違っただけの話です。

僕が大学時代にお付き合いしていた千華子さん。 彼女の家とその周りには、人間の理解の範疇を超えたものたちが跳梁跋扈していた。 そんな千華子さんと、千華子さんの家族と、沢山の人や不思…

小学生の頃、授業をサボって、こっくりさんをやっていたときの話。 ※怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語参加作

ヒトデナシの話です。 ソレは人間になりたかった。 人間の夢を見ていた。 人間のなり方を知らなかった。 人間って何だろう？

神崎小太郎が初めて描いた本格的なホラー小説は、東北の奥地にある「三日月村」を舞台にしています。この村は一年を通じて満月が見えず、地図からも抹消された謎多き聖地です。主人公の美咲は…

　時は、むか～しむかし。　名城がまだ、あちらこちらに建立するほどむかしのことでした。 　と、ある名城に仕えるひとりの家来が、みなが寝静まった頃合いに、お城の中を見回っていると、中…

とある有名な怪談で行われた怪異を引き起こす行動を、実際にやってみることにした小学生たちの話。 そこにいないはずの存在を呼ぶそれを行ったとき、起こった出来事とは。

これは私の地元で噂になっていた怖い話です。

小学一年生の駿斗は入学したときから教室の後ろでずっと立っている少女のことが気になっていた。話しかけてみても反応がない。駿斗と違う保育園出身の子に訊いてみると、誰もその子を見つける…

僕はアラフォーのカメラマンです。 主に報道の仕事をやっていました。 病気で仕事を辞めるにあたり、せっかくなので今まで体験したり先輩から聞いた怖い話をまとめてみようと思い、この度書…

ある日、えりかの彼氏・弘人が謎の失踪を遂げた。弘人が失踪してから何日かが経ったある夜の事、えりかに不気味な黒い影が襲い掛かる。べちゃりべちゃりと足音を鳴らして迫るその黒い影は、全…

真夜中の廃墟。 かくれんぼ？ いや、これはきっとあの『かくしおに』だ。 思い出される幼い頃の母との記憶。 母は言った····かくしおには○○○○○だと。 絶対生きて戻るんだ。 …

高校生の奏多は、ここ最近とある駅の夢を見る。真っ暗なホームに到着するのは藤の花だらけの電車。行き先は「かゆきかくゆき」、乗っているのは浴衣姿の見知らぬ美少女。彼女はいつも「カナタ…

昔住んでいた忌々しい一軒家の話。 犀川ようさんの自主企画 さいかわサマーダッシュに向けて書かせていただきました。 【宣伝】普段は家系以外の実話怪談なんかも書いております。そち…