「言葉」を含む小説

兄が言った謎の言葉「中野ONOG」 友達のみくちゃんはイルカが好きだった。だから、私もイルカが好きだ。イルカの首はどこにあるのだろうか。記憶についてのなんでもない物語。

美優にとって明日は婚姻届を提出して、結婚式を迎える特別な日。 幸せなのに消えてくれない先輩からの言葉。 あの日投げ捨てられたオルゴールが奏でるラブソングが蘇らせる記憶。 心の…

生きることに疲れ、自殺を図った鈴木輝。彼が学校の屋上から飛び降りようとした瞬間背後で遺書を読み上げた学校のマドンナ・篠原樹里が発した「わたしが君に生きる希望をあげる。わたしが君の…

12歳のミラは、体が弱いながらも街中を元気に駆け回る明るい少女。ある日、町外れの廃れた列車で、謎めいたアンドロイド「ポレモス」と出会う。無口で無反応なポレモスに対して、ミラは毎日…

　龕灯 真理〖がんどう まり〗は女性として日本で生まれ、平凡な人生を送っていた。 　しかし、大人しい内気な性格が災いし、友人や恋人に恵まれず。 容姿にコンプレックスがあったマリ…

理想論を託して兄は永き眠りについた。 弟に祝福と言葉の呪いを託して―― 再び目が覚めた時、そこに広がっていたのは苦しみにあふれた世界だった。 理想とはかけ離れてしまった世界を見…

夜会にて、不可侵の女神はサイラスに言った。 「どうか私を婚約者にしていただけませんか？」 間近に見るあまりの美しさに暫し言葉を失う。が、しかし我に返った。嘘だ。まさか自分を慕うわ…

とある曲からのインスピレーションで書きました。音の水面から光る言葉を掬い上げるような作業で書いてて楽しかったです。

より精査されていない言葉たち。

親に捨てられ、妹を養うために主人公舞浜結人(まいはまゆいと)はスーパーのアルバイトをはじめる。 出会ったのはチャンネル登録者１００万を超す美少女大物ユーチューバー間(ま)切(きり…

幼い頃から、『可愛い、可愛い』ともてはやされてきた森永優奈【もりながゆうな】。 昔は自分の可愛さを維持するために、ありとあらゆる努力を積み重ねてきた。 でも、三十歳目前になると必…

日本を含めた世界中では、かつてあやかしと人間が敵対していた。 今となっては共存しているものの、一部の人間…特に術師の間では、あやかしは未だ憎悪の対象だ。 夢璃（ゆうり）は、術師…

　柳華国の後宮には、変わり者の主従がいる。 「名乗るほどの者じゃないわよ。私は通りすがりの正義の味か……」 「ここにおわしますは柳華国先帝陛下が第二十五公主にして今上帝陛下…

吸血鬼×異能バトル×TCG！ 【あらすじ】 クリスマスが迫る冬のある日。幼馴染のチヨが誘拐された。 誘拐犯に呼び出された先は自分が通う学校。 私、暁シズクはそこで目撃する。…

20--/@名無し カキコ 私の友人に、裏バイターの██くんという男性がいます。 裏バイターとは、危険なバイトを率先して行う人の事を指す言葉だそうです。██くんとは普段から電話…

本作は異世界ファンタジーに対するアンチテーゼ的な側面があります。決して異世界ファンタジーの作品を冒涜・中傷するものではありません。 また、よりリアリティを出すため、実在の地名、…

「孤独なビンゴ」は、静かなスーパーで行われる奇妙なビンゴ大会を描いた短編。不気味な雰囲気と謎めいた展開が、読者を緊張感で包み込みます。果たして、ひとりの参加者が迎える結末とは…。

【エトゥールの魔導師続編】 　大陸全土を襲った大災厄は、天から巨大な星が降ってくるという前代未聞の事態だったが、後の世に「エトゥールの魔導師」と称される一団とエトゥール王の賢明な…

　ある日、あなたは何の変哲もない午後、普段通りの道を歩いていた。 　木々の葉が秋の色に染まり、空気は少し冷たくなってきている。公園に差し掛かると、ふと、ひときわ目を引くベンチがあ…

「僕の遺影を描いてください」 　意を決して頼んだ相手は、全色盲の画家・榊だった。 　色は一切見えていないし、着ている服は黒いものばかり。そんな榊の描く絵は、しかし息を呑むほ…