「お𠮟り 短編」を含む小説

「お前、ここで働かないか？」 　その一言で働くことになった俺。喫茶店のスタッフは、なんと二人ともドラゴンが人間になった姿だった。なぜかは知らないが、二人はメイド服を着て喫茶店を…

まだ日が昇りきらない早朝、深夜帯のバイトの帰りに雪が降り始めたのはいいんだが、なぜか子狐も一緒に降ってきましてねー。 真っ白子狐は「むぃー！」と鳴いた。思わず受け止めたオレの腕の…

お題「つま先」です。 つま先と言えば、バビンスキー反射。

最新のスマートバレエシューズが、83歳の元バレリーナである祖母の古いトウシューズと呼応した瞬間、世界が歪んだ。 量子もつれ現象により、バレエ少女の美咲は1960年代の日本へ。そ…

メイン州の寒村で獣医を営むジョン・カーター。ある日、診療所の裏庭のリスたちが突然、つま先立ちで歩き始める。獣医学では説明のつかない異常な行動。そして村の動物たちにも次々と同じ症状…

受験勉強に集中できない中学三年生のショータロー。 ある日、集中できない理由を一つ思い出した。 それはやりかけの自由研究ぐあったことである。

元人気シナリオライターの椎名莉音（17）はドラマや映画の脚本を修正するスクリプトドクター。 捜査一課刑事の藤本優音（27）はそんな彼女の物語修正力を頼って、行き詰まった殺人事件の…

2024年に参加させていただいた『むつむ高校文芸部』の、春夏秋冬の部誌に寄稿した作品をまとめました。季節ごとのテーマに沿ったS（すこし）F（ふしぎ）な世界で紡がれる『ふたり』の関…

シェリンは一方的な価値観を押し付けて、自分を下げようとする男爵夫人に対し毅然且つ冷静に反論する。 ＊＊＊＊＊＊＊＊ 反論メインなので、恋愛要素はほとんどなく申し訳ございませ…

魔王を倒した仲間と酒盛りをしていた勇者。元々酒に弱い体質のくせに調子に乗って酒を飲み続け、急性アルコール中毒で死んでしまう。その現世での実績が神に認められたのか、転生して生き続け…

怪異狩りの少年は、父の仇を追い求め踏み入れた雪山で、白い和服の少女に出会った。

進一と恵子は激走するロケバスの中にいたはずだった。

はじめての『創作論』になります。 基本的に、近況ノートに書いたりしていた『創作論』的なナニカをまとめていこうかと。 ふつうに小説執筆に役立つ創作論はカクヨム内にたくさん蓄積され…

うちはパップちゃん。ロボットの女の子

豪雪地帯では、雪が降ると一階が埋まる。二階から出入りする。【お題で執筆!! 短編創作フェス】2週目「雪」参加作品です。

年に一度行われる大書庫の整理。時に秘蔵の魔道書も絡んでくる一大イベントでもある。その間の警備要員としてかり出された少女シャウラは見回り中に不審な姿を目撃する。不審な――温和ながら…

とある世界の年末の夜。 護衛組合・十二番目の黒に所属するイルとアルコルは、貴族の少年・アキの宝物探しに付き合っていた。 簡単そうな依頼だったが、そこには思わぬ落とし穴が。果たして…

むかしむかし、雪深い村に現れた雪の巨人。村人たちは知恵を使い、雪を恵みに変えました。困難を知恵を使って乗り越える大切さを伝えるお話です。