「体 短編」を含む小説

突然、部屋に現れた二体のフランス人形の喧嘩に主人公が巻き込まれていく話。

「あの子、あれだけの団子をいったいどこに持って行ったのか……気になるわあ」 サービスエリアにある団子屋のカウンターの中で、店主の女性は先ほど団子を買った客が気になっていた。 …

　固有スキル持ちを評価されて王国騎士団に入団したクリックは、3カ月でクビなって冒険者をする事になった。 　クビの理由は固有スキルが欠陥だらけで騎士団の剣術レベルに付いていけないか…

かけことば【掛詞・懸詞】 修辞法の一つ。一つの言葉に二つ以上の意味を持たせたもの。 「逢(あ)ふことは雲居はるかになる神の音にききつつ」 高校２年生の少年・結城衛（ゆうき　…

しぶしぶ参加した二泊三日の新人研修。僕と同僚二人、先輩社員と年配教官の計五人で始まった研修は、何事も無く終わるはずだったのだ。 そう、首を切られた遺体が発見されるまでは── 着々…

※自傷行為の生々しい描写があります、ご注意ください。 この感情は虚しくて、惨めったらしい醜いものだ。 何者にもなれない私が唯一特別になれた行為は、自分の体を切ることだった。

今年もやって来た暑い夏の到来。 木の片隅で羽を宿した成虫になるために、いつの日か、素敵な昆虫ライフを夢見た一匹のセミがいた。 彼には名前はなく、セミ社会では個体番号の７３１（セミ…

私はホモルクス＝光合成人間として生まれた。胎児のときに遺伝子を弄られて、細胞内に葉緑体を持つ人間として誕生した……。ホモルクスは資本主義の敵か、地球を救う人類か？

デクスラント公国軍の兵士フィロ・ラルスは、個人用飛行装置「カイト」を繰り、数多の戦闘艦を駆逐してきた猛者である。 ある日、彼の所属する特殊航空襲撃部隊は、今後の戦況を左右する重要…

【掌編】 そう遠くない未来。スマホはチップに形を変え、人の体に埋め込まれるようになっていた。 ７歳の誕生日を迎えた少年『シュウ』。彼にもチップが渡される予定だったのだが？ ※K…

　突如発生した、謎の伝染病。現代社会では“当たり前”となりつつあるスマートフォンが突如起動しなくなる奇々怪々な病で、恐ろしい事にこの病気は機械から機械に伝染するのだ。 　日本で最…

　お題「ホラー」 　※『ホラー』＝嫌悪感と解釈しました。 　――体の中にいる『虫』を退治する方法とは。

　お題「ミステリー」 　高校卒業に際し、彼は十年前から続く違和感を解決しようと動き出す。十年前、クラス全員を巻き込んだ『人格入れ替わり』――。 　ランダムに入れ替わった人格と…

「……これを食ったら、早くここから出て行くんだな。もし長居するようなら……警察に突き出す」 　屋敷の部屋で目覚めた女の子に、男性はそう警告して部屋から出て行った。 　汚れで変色…

むかしむかし、あるところに、体の弱いお妃さまがおりました。 お妃さまが産んだお姫さまは、それはそれは美しいお姫さまでした。 しかし、お姫さまも体がじょうぶではありません。 …

この人、私のこと好きだな、と直感が囁いた。 私はもう大人になって何年か経っているし、自分で自分の取る道を選べる。 子どもにとって危険なことでも、私にとっては大丈夫だ。

浦島太郎と乙姫の確執から始まった戦争は、現代へ脈々と受け継がれていた。 浦島太郎の末裔、浦島麻美は中学一年生の春、海洋魔法少女として、乙姫の怪物・アビスを退治することになる。 …

【百合】 【殺人】 【書簡体】 【説明のされていない固有名詞の乱用】 執筆中の作品から抜き出した短い一篇ですので、あらすじは省略させていただきます。上記が気にならない方はお読み…