「嫌いだから」を含む小説

廃部寸前の男子校の文芸部に、入部届けを出したのは百笑晶（どうめきあきら）、俺の嫌いな女と同姓同名の男子生徒だった。 そんな偶然があるはずもなく問い詰めたところ、目が覚めると彼女は…

人類とは力の格が違う異界の強者【Another】を、たった1人で葬った最恐の存在。アイリスは自我を忘れ崩壊の限りを尽くした。力に溺れたアイリスは大っ嫌いな人間に生まれ変わり人間界…

KAC20245　はなさないで 土星が少しだけ大きく見える夜。僕は君と天体観測にきていた。君は天体観測にはふさわしくない服装でついてきた。

『あなたの顔が嫌い！！』 僕は自分の耳を疑った。学園一の美少女で学級委員の彼女。 四宮華鈴（しのみやかりん）から放課後の教室で投げかけられた言葉の意味が全く理解出来なかったからだ…

学年末、一般男子大学生はとにかく余裕がない。なんでこんな時期に引っ越し挟んだんだとかなんで昨日酒飲んだんだとか自分を責めるけど、どうせ来週には全部終わってる。色んな意味でな！

いじめられっ子、不良、たゆんたゆん。 意外と心に刺さるかもしれないコメディです。 KAC第４回「ささくれ」参加作品です。 （先日わたくしヒニヨルが登場する小説を書いて下さった…

【KAC20244】お題「ささくれ」 あるところに醜いものが嫌いなお姫様がおりました。 彼女は無償の愛に気づくことができるのか。

陶芸家志望の佐島（さしま）と別人格のＤは春が苦手だ。 目標や生活を見失い、桜の木に放火する。 文學界新人賞落選 〈反省会〉 　ネタがそもそもベタだったかもしれない。二重人格もの…

息子とのささくれにたいするやりとりでほっこりしたお話。

実の母から、母の日を祝うことを拒否された主人公。そのトラウマは毎年主人公を苦しめる。

小さな嘘はいつまでもささくれになって残る。ささくれは治ったと思えばすぐにささくれてしまう。 同じ場所ばかり傷つけば、その場所を守るために固く分厚くなっていくだけなのだ。

【KAC20244】母と「私」の夏休みの話。

ヒーローになりたかった男と、ヒーローが嫌いだった少女。 一瞬の邂逅は、救いになり得たのか否か…… ・（未遂ですが）性的な加害を匂わせる表現があるのでご注意ください

剣と魔法の学び舎――グランディオス第五学園に特待生として入学したアヴァルは、両親を殺された過去が原因で周囲と上手くなじめないでいた。広すぎる特待生寮で一人ぐらしをしていたある日、…

「自分と一緒にいろって……なにそれ。新手の告白？　それとも友情ごっこかヒーローごっこ？」 「好きなように思ってろ。変な場所で倒れられるよりマシだ」 中学１年の４月半ば、クラスの…

　この国は黒雲に閉ざされた、魔法少女が支配する絶望郷。そこで暮らす主人公リツは反乱軍に勧誘される。しかしそれを手ひどく断った途端、敵性魔法少女ファントムがリツを誘拐しようと襲って…

不動産屋の俺は、とある家の内見をお客さんに案内すると…必ずバッファローの夢を見る。 バッファローの大群が押し寄せてきて、家を潰す夢だ。 俺は、この夢を見るのが至極嫌いだったので、…

僕はアイドルのあの子が好きだ。 でも、姉さんはあの子が嫌いみたいで……。 僕と姉の視点から描く、『アイドル』の姿。

新米座敷童子の翠はビクビクしながら内見に来る人を待っていた。 なぜなら翠は人見知りなのだ。 内見の度に怖い人が来るので翠は内見が嫌いだった。 でも、今日は違った。 今日きたのはこ…

彼は桜が嫌いだろう。 桜を見ると、別れた私を思い出すから。 そして、それは私も同じだった。 普通の生活の中にあった、特別な約束。