「ふしぎな」を含む小説

勉強以外わりとどうでもいいと考える氷雨と全てのことがどうでもいいと考える白雪、幼馴染の二人は昔から互いに踏み込んではいけない──踏み込ませてはいけないラインを設定していた。 それ…

白昼夢の中で自分は、裸の少女と体を重ねていた。彼女の肌には、たくさんの傷痕があった。 「夢」の少女を探して、主人公の日常が少しずつずれ始めていく。タンポポ、前世、桃色のうさぎな…

刺されるのと焼かれるの、どっちがいい？ これはそこまで堕ちきった男の物語である。

「......ねえ、それって本当におもしろいの？」 「おもしろいっていうか......ふしぎな時間を感じる。頭がからっぽになりそうだよ」 　とある街でぬいぐるみ店を営む店主。 …

ポピーは魔法の世界に住む少女。その世界では「キャビッチ」という、神から与えられた野菜で魔法を使う――「食べる」「投げる」「煮る」「融合」など。 13歳になったポピーは、新たに「シ…

短編小説強化を目的として知人とお題を出しあった課題作です。 恋愛要素のあるお題だったはずが、完成したのは老人と猫の友情物語でした。なぜ。

ある夏の日。私営の博物館、相模原博物館は長く続いた役目を終えた。館長の相模原織江は館を取り壊すことに決め、アルバイトの平木と共に展示品を片付け始める。 ――ふと、視界に何かの影が…

「それより冷めないうちに召し上がって下さい。こちらの牛丼は“哀愁たっぷり”ですよ」 「……いただきます」 人々は何故その牛丼を口にし、涙したのだろうか。 彼はその日、数ある…

ミステリ系の短編をまとめたものです。読後感はよろしくありません。支部より移行しました。

日常の何気ない風景に現れた神と名乗る1人の男。ちょっとしたゲームをしていた俺に語りかける。 「この世は賞と罰が釣り合ってなきゃ」 勝負の相手は神か、自分自身か。葛藤が始まる。

すこしふしぎな怪奇短編だよ。

一等愛する人と暮らせるのが一番幸せなのよ、というのが彼女の口癖でした。

極貧の限界集落。ナザレ村。 そこの底辺労働者が神に選ばれた。 ナザレのイエスと呼ばれる男。大工（テクトーン）だ。 それはローマでは最底辺の労働者を意味している言葉。 しかも、３０…

目が覚めたら芋虫だった。いくら徳を積んでいない僕だとしてもそれはないと思う。とくに異世界とかに行ったりもしない。ひどい。 他、薄暗い短編集 ※なろう同時掲載

とある失敗で落ち込んだ主人公は、夜の井の頭公園に入り込む。 そこで出会った女性との、まどろみのようなダイアローグ。 現代SF（すこしふしぎ）小説です。主人公の性別は決めていませ…

東京都から南へ遥か九百キロにある嗚濾(オロ)島にある私立嗚濾女子高校では、生徒たちに海女漁を教え、「フナダマササギ」と呼ばれる巫女舞を船霊様に奉納する太古からの伝統を残していた。…

「あなたって、もしかして幽霊だったりしない？」 季節は夏。喫茶店にふらりと現れた女性は、店員である窪塚馨へそう言い放った。 彼女の名前は長瀬香。「アポロチョコを食べると未来が…

千字以下の短編集。 一話完結でサクサク読めます。 主な登場人物は「私」と「彼」のみ。 不思議なお話を含みます。 作者のおすすめ↓ 恋愛「君のためのギターソング」 ホラー「ふしぎ…

ショートショート集、一冊目です。 一応ジャンルはSFにしましたが、いろいろです。すぐに読み終えられる作品をアップしていきます。

【ＳＦ（すこしふしぎ）／人捜し専門探偵事務所／ホラー？】 人捜し専門の探偵事務所「ＭＳＳ」。しかし、その業務のほとんどは所長の渡辺由貴ではなく、彼の大学時代からの友人・吉野拓己が…