「ショート・ショート？」を含む小説

秋の武蔵野をテーマした、4つのショートショート作品集です。 【構成】一、三→小説 二→評論 四→詩

日も暮れた銭湯のガラス窓。浴室の白い照明は反射し、ガラスにその姿を映している。「ほら、ね。月みたいでしょ」

係争中のため答弁は控えます

「そういえばさ、覚えてる？屋上のナナシくん」 飲みの席で話題に上がった昔流行った怪談話。 夜の学校の屋上で「友だちになってください」とナナシくんに呼びかけると………

明太子丼を食べる話

お薬もぐもぐ美味しいな

「ありさの迷い猫ちゃん保護日記」は迷い猫を保護、その生活を発信する人気ブログだった。 しかし、あることをきっかけに事態が発覚する。 ブログ、掲示板、まとめサイトを模した記録形式の…

祖父の遺品はひとりでに動く

短くても、物語。2分で読める——ミステリ。

「わぁっ。お姉さん、どうかしましたか」「あそこで取っ組み合いの喧嘩が。ほら、男がふたり」

一分と少しで読めます。

小さな頃、誰もが手に入れられるはずの「未来」はとても輝いて見えていた。知らない誰かとのそと約束は、僕の所へはやって来なかった。

人肌恋しいクリスマス。 今日も誰もいない部屋で、静かにパソコンを開いた。

姉と一緒に暮らす部屋の窓に、子供の手形がついている。 それだけではない。私の家族は時々、そこにいない"誰か"に、私と間違えて話しかけているときがある……。