「＃妖怪」を含む小説

五年前に亡くなったはずの兄弟が生きていることを知った、六鹿と四蛇。 目を覚ますと記憶を失っていた、軍人の句朗。 憑き物という凶悪な傀儡が蔓延る油隠という土地で、三人は自分らしさや…

母の再婚に複雑な思いを抱いた柚は、家を出て、浦野家で女中奉公をすることに。しかしそこは、いわくつきの家だった……！ある夜、恐ろしいものを見てしまったときから、柚の日常は大きく変わ…

　オレは小さな整骨院を経営している〈柔道整復師〉──ある日常連の患者が唐突に訊いてきた。 「ろくろ首って骨と筋肉、どっちが伸びるの？」 　いや知らんわ。 　色んな人がやって来て…

神霊が見える女性、志村あや子は「店の守り神」を自称する女の子の幽霊、てまりとともに祖母から受け継いだ駄菓子屋「やまぐれ商店」を営んでいた。 幼い頃にいじめられて以降その能力をひた…

これから、ある地方のあやかしについて話そうと思う。

好感度が反転する呪いを受けてしまった芹沢カモ。 かつての仲間達から命を狙われることとなってしまったカモは、神の手引きによって長年の眠りにつくことに。 そうして時が流れ……100年…

＊「真白」学校でいじめにあい、自殺を図ったが未遂。トワの湯に逃げるように匿ってもらい、住み込みのバイトを始める。人間なんてだいっきらい。 ＊「アギ」鬼。初代に受けた恩を返すため…

　増田雪子は人と妖怪の半妖だ。 　彼女は自分が半妖と知らずに16年間生きてきた。 　そんなある日、唯一の肉親である父親を妖怪に殺されて、天涯孤独の逃亡生活をする事になってしまう。…

※あらすじに妖怪と句の解説をつけております。 もしも現代に妖怪が暮らしていたら そんな情景を詠んだ二十句 人に馴染み人とあるのか 人から離れてしまうのか どちらにせよ人のある限…

　第一次世界大戦直後の神日本帝国。 　伝承学者を目指す青年 宮森 遼一（みやもり りょういち）は、大学を辞した後、秘密結社 九頭竜会（くずりゅうかい）に入会。 　人外達との邂逅…

「みな私の毒に耐えられなくてね」 化け物の出るという寺に配属が決まった小坊主がひょんな事から、異星人の力を手に入れてしまったお話。 ハートフル・ホラーコメディSFファンタジー小説…

似非お江戸奇譚

この物語の主人公、椛沢の職業は地図調査員。 はたから見れば、ただの入社５年目のサラリーマンなのだが…彼は日常生活の中に存在している非日常《バグ》を、仕事業務として処理をしていく《…

※5/23、第四部完結！！ 　島崎源吾郎は金毛九尾・玉藻御前の血を引く半妖の青年である。 　妖怪としての力に目覚めた彼は、最強の妖怪としての生き方を今日も模索している。それは彼の…

大量リストラの波に飲み込まれた樟葉よろず（くずのは　よろず）は祖父から土地を相続される。 都会から離れた田舎の地でスローライフ………の筈が辿り着いた先は妖怪ひしめく人外魔境！？ …

畏怖を纏い恐怖を紡ぐ古書店・纏屋書店が扱う本の中でも人一倍質（たち）も胸糞も悪い ４つ目の物語を今語ろう。 　闇を纏ったような大鴉。その幼児並に大きい鴉が飛び回ると人が消える。…

そこに立っているのは、オーラを纏い銀髪に輝く髪をなびかせたスーパーモデルのように美しい女性だった。 美しい女性の眼前には怒り狂う赤鬼がいる。 女性は足を踏み込み閃光のような突…

哲人の家の隣に理恵という少女が引っ越してくる。

長慶「実休！」 冬康「実休！」 一存「実休！」 冬長「実休！」 実休「はーい、慌てない慌てない、一休み一休み」 ※2016年10月に小説家になろうへ投稿した短編の加筆修正版です。