「青春 短編」を含む小説

二人の気持ちが描く螺旋の一瞬。長くて短い瞬きのお話。

青春の痛み、鋭さ、甘ったるさを愛してやまない人間による自創作の短編を不定期で載せます。ラブコメ、私小説、ファンタジー、色々詰める予定です。所謂青春群像劇です。お手柔らかに。

高校生が主人公のショートショート集です。 一話完結、一話あたり2000字程度です。 あと二駅で乗換駅に着く、そんな時間をお楽しみください。

高校一年生の八雲夏海は、自分の名前が好きではなかった。 この小説は、『小説家になろう』でも公開しています。

アヤメは高校一年生。夏休みに入って迎えたバイトの初日、ピザの配達に向かった先は川の上の岩屋だった。中にいたのは、なんと巨大な一匹の山椒魚。驚くアヤメに山椒魚はいきなり泣きついた。…

海洋保全センターで働く鳥野真は、幼馴染でもある翼に恋をしている。 ✰　ウミガメのことを少しでも知ってもらいたいです。

能登大学付属高校の職員玄関脇には一体のお地蔵さんが立っていた。そのお地蔵さんが、ある日スキー場にいるギャルのような姿に変えられていた。質の悪い悪戯か⁉　と学校で騒ぎになる。関わっ…

人生の目的を見出せず、友達もいない。 そんな「僕」が大学で出会った不思議なサークルの話。

高校二年生の金森いずみには、最近ずっと気にかかっている人がいる。それはクラスメイトの如月ユウだ。彼に話しかけたくてもそれが出来ず、悶々とした日々を過ごしていたいずみだが、ある日学…

十代の自分に宛てた手紙

端正な顔立ちと文武両立を成し遂げている男、柏木は何に対しても関心を示さず、面白みのない人物だった。しかし周りからの視線は熱く、誰からも頼られるような日々を送っていた。 そんなある…

その日彼女は、文化祭をサボった。 皆が一丸となって協力する。何事にもあるタイミングで飽きてしまう少女・なつ美は、自分の存在意義に苦しんでいた。自分も皆のために頑張りたい、自分に出…

十年前。 兵庫県にある大森高校野球部をドミニカ留学生が甲子園準優勝まで導いた。 その野球部に入部することになった岸田陸雄だったが、そこは崩壊寸前のやる気のない弱小野球部だった。 …

　寝ぐせ――それはぼくにだけ伝わるメッセージ。 　面倒になって放置された碧依のだらしのない寝ぐせは、両親が出張し、かつ家事が面倒になったタイミングを示すもの。 　だから今日、ぼく…

2人の手がかかり共同制作された短編小説。 美陽、駿斗、千知の3人で描かれる想いのすれ違いから狂ってしまう恋愛。 青春を謳歌する3人の関係はどうなってしまうのか____

昭和。 ひとくくりにするには。 結構。 長い時代です。 代表的なのは。 「三丁目の夕日」 戦後の三十年代を綴っています。 それは。 僕が生まれた頃の話で。 これから書く…

冷たい雪の降る昼下がり。 雪景色の写真を撮りたいと言う彼女に僕は付き添った。 寒さのなかで、彼女がシャッターをきる、その理由とは。

魂を送る電車、それを見送る君。 知ったのは、奇跡の価値と残酷な真実。 ――だから、せめてもの悪あがきを。

隣の席の彼に、なんとなく話しかけただけだった。それが忘れられない思い出になった。