「待ち」を含む小説

後ろで1つに束ねてある長い髪の毛を左右に揺らしながら彼を世界の真ん中で待ち続けている。 私、山崎すみれは黒縁の眼鏡をかけた丸顔、至って普通な女の子で中学校時代勉強だけをしている…

気まぐれに書いた定型詩系の超短文です。 運命の人を待ち続ける眠り姫と、彼女の世話を続ける見習いくんの話。

かつて、神々に反逆して封印された、名も無き邪神、 あらゆる攻撃を受けても傷一つつかない、強靭な皮膚、 光すらも飲み込み、水をも切り裂く、影の翼。 あらゆるものを焼き尽くす…

待ちに待ったカップラーメンにお湯を注ぎ終えたとき、現れたのは死神だった。 死神は、あと三分で俺は死ぬのだと言う。 三分！ 三分ではカップラーメンを食べることができない。これは、お…

『カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Championship～』参加用です。 私は待ち続けている。カップ麺を食べる、ただそれだけのため…

信号待ちをしていた私……周囲の雑音の中に、隣にいたカップルの会話を聞いちゃいました。

大学入学直後、面談待ちで名前の前後だった三人は待っていた。大検で入学した僕と高校から入学した彼女。そして社会人からの入学をした青年。彼らの独特な生きざまが明らかに。

【カクヨム３周年記念選手権・１日目お題＝切り札はフクロウ】 長年に渡り続いてきた、トリ族とネズミ族の戦い。 その戦いの切り札となるフクロウを連行せよとの、カラス王からの指令を…

　待ちに待った、春休み。惰眠をむさぼっていた藤馬は、何故か幼馴染みの華夜に遊びをもちかけられていた。そこで始まったのは、なんとトランプの七ならべ！　まあどうせ暇だし、と華夜の誘い…

　居眠りから始まる恋もあるらしい――そんなことを友人がスマホをいじりながら話していた。 　いつの記憶かもわからないが、それを記憶の重箱の隅にあるのを今発見したのだ。なんかの本の…

橫浜港が開港した１８５９年頃、八王子・鑓水地区の商人が多くの 地域から生糸を買い集めて、それを東京や開港まもない橫浜港へ 運んで商売をした。近くの貧乏百姓のせがれ・安田亀吉１０歳…

朝一番にポストの投函を確認するのが日課のケンドリック。 彼はずっと、とある郵便物を待ち続けている。

二九九九年が終わりを告げ、記念すべき三〇〇〇年を迎えた夜、人々が待ちに待ったある当選発表が行われた。

私と彼女の約束は果たされる時はくるのだろうか？ 私に残された時間はあまりに短く。 待ち続けるには残り少なく。 砂時計の砂が流れ落ちる様に。

魔王の俺は、勇者に倒される日をただただ待ち続けていたんだ。 ……君に出会うまでは。 (この話はフィクションです。実在する団体、人物等とは関係はございません)

「ロドリゲスは生きている」から改題しました。 「夢幻世界の現実世界」 高校に進学したばかりの桜坂宗仁は、ある日、幼馴染である綾鳥結に告白する。 しかし、彼女から返ってきた言…

ある日、空から星々が落ちてきた。それは人間たちを襲う怪物たちだった。それは少年にとっては待ちのぞんだ日々のはじまりだった。

美少女巫女ちゃんがいつもの通り、金品を掠め取ろうと山村で歩き巫女騙りをやろうとしたら、そこには約束を守れなかった亡霊と、亡霊との約束を待ち続ける女と出会う。 亡霊を見捨てられな…

白蛇川は水の大蛇――龍神様の加護を受けている。龍神様の御許に送られた精霊は来世での安寧を約束され、龍神様が摘み取られた精霊は眷属となり、一度だけ思い人と会うことを許される。 「私…