「ＫＡＣ20232」を含む小説

【KAC20232参加作品】お題：ぬいぐるみ

円城環はいつもどおりカフェで仕事をしているところに腐れ縁の公理智樹が現れる。 公理智樹は美容師で、その客の女子高生におかしな霊がついているという。神津之介という、この神津市のマス…

　ミヤさんは「穴党」である。 　中々競馬場にはいかないが、場外馬券売り場にはよく通う。大きく勝った負けたという話ではない。色々考えて頭をひねって、時には自分なりに法則を見つけたり…

　ぬいぐるみだったものは、既にそうではなくなり、違うものになっている。 　思いを帯びることで、それにとらわれ、それを求めて止まぬ存在に。

俺は討伐された。スサノオに真っ二つされた。……筈だったが。気が付くと見知らぬ家の枕の側にいた。そして、金髪の女の子がスヤスヤ眠っていた。 「…あれ？動けない？」 俺はウサギのぬい…

『ゲーセンのロビン・フッド』の通り名で知られるようになった乃木（のぎ）葉（よう）。そこまでになるほど、彼がゲーセンでクレーンゲームに勤しむようになったのは理由があった。それは四年…

KAC20232『ぬいぐるみ』参加作です。 結婚してから１年たった夫婦の日常を描写してみました。 奥さんよ、旦那（俺）はいつもこんな感じでキュンキュンしてます。

女性が大切にしていたぬいぐるみに小さな虫が付いていた。洗濯機で洗おうとしたが、洗濯機が暴走して怖くなり、ぬいぐるみを捨てることに決めた。しかし、夜になるとぬいぐるみが自分の部屋に…

頭痛に悩まされる女性が見た夢の話。

大小さまざまなぬいぐるみだらけの部屋で倒れていた女。 握っていたクマのぬいぐるみは犯人を示すメッセージなのか……

２年前に父親を亡くした少女、エレナ・ファーヴェルは百貨店で碧い目をしたぬいぐるみに一目惚れした。 彼女は母親に頼んでそのぬいぐるみを手に入れる。そのぬいぐるみを彼女はアランと名付…

その美術館では、夜中に絵画が動く。 幽霊の存在を疑うが、未確定なことを口にすると、言霊となるかもしれない。 もっと明るい想像をしたほうが良いとの助言を受けるが、事態は悪化の一途を…

久々に開催されるぬいぐるみ達のパーティー。颯爽と登場するクマのぬいぐるみのべーべさん。いつもその側にいるゴリラ、恐竜、ゾウ、ネコ、ウサギのぬいぐるみ達。そしてべーべさんと同じく、…

KAC20232『ぬいぐるみ』参加作品です。 「ぬいぐるみが脱走して困る」 そう相談された書店員の話。

宝生刀李は亡くなった祖父の洋館を訪れ、他の親類縁者達が争う中である場所へ向かう。　そしてそこにあった宝を見つけ、刀李の目は輝くが、そこには衝撃の事実があった。

KAC2023第二回お題『ぬいぐるみ』参加作品。 一党なれど独りの時間を大切に、それが自分たちのルール。 街に散策に出た忍び。普通の娘の時間を満喫する彼女が買ったもの、それは………

クリスマスの夜、彼女にプロポーズしようと急ぐオレは飲酒運転の車にはねられ絶命した。だが、気づくとオレはなぜか限定品のテディベアになっていた。

駅のホームで背中を押された気がした。 次に目を覚ませば、そこは不思議な空間で。 大きなぬいぐるみに囲まれて、告げられたのは。 トモに冒険に行こうという誘いであった。