「陽炎」を含む小説

都内の私立大学に通う暁 紫苑は帰り道に1人の少女に出会った。 彼女の名前は陽炎 葉月。 SNSで騒がれている不幸を呼ぶ恐ろしき存在のはずだった。 しかし、陽キャギャルだった葉…

困難を乗り越え、めでたく夫婦となった”陽炎姫”フェリシアと”最恐魔王”ヨアン。 結婚式から半年後、国王に招かれ王城での晩餐に出向いた席で、バトン辺境伯令嬢ニナと出会う。 ニナにあ…

月乃にとって、陽はたった一人の友達だった。 ずっと一緒にいた二人は、相手のことなら何だってわかる。 それでも別れの時が近づいていることをお互い気づいていた。 彼女達には、誰にも…

Twitterでの1000文字以内短編小説のお題 『陽炎』にて書きました。

季節は夏。 ナナコは死んだ親友ナオに思いを馳せながら久々に故郷に帰ってきた。すると待ち受けていたのは死んだはずのナオだった…？ ちょっと不思議な夏の物語をあなたに。

王太子アレクシスは、純白のドレスに身を包んだ初恋の人の幸せを、遠くから祈ることしかできなかった――。 傷心のアレクシスは、国王からの命を受け辺境の地へと視察に向かう。そこでアレ…

メントール 冷たいけれど ウソっぽい 夏の陽炎 そこにいるキミ

現代。御影市。高校三年生の夏。 何の変哲もない蝉時雨と陽炎の昼下がりだった。 一枚のアルバイト募集のビラが指し示す仕事先は、なんと探偵事務所。胡散臭さ満点のビラに興味を持った僕が…

伯爵令嬢・アマリアは妹に婚約者を寝取られ、ヤケで参加したパーティーで婚約破棄をしたいと見知らぬ人に愚痴を言ってしまう。しかしその相手は若き公爵で難なく婚約破棄を手伝い、今度はアマ…

幸せだった

戦争の終わり。優しい兵隊と、護られた子どもたちの切ないお別れ──。

始まりは親友からの電話だった。同僚が行方不明となり、捜査官の俺、キノシタ・カイトに行方を追ってほしいとのことだった。だが、手応えのないうちに事件は収束し、代わりに始まりを告げる別…

「ああ、私、とうとう死んでしまうのね…」 侯爵令嬢フェリシアは、命の危機に瀕していた──。 王太子の婚約者だったフェリシアは、何者かの手にかかり毒を飲まされ、生死の境を彷徨い黄…

電シャ 逃げる、私は逃げていた 鼻からは 私が先ほど、ぶつけた時に、血管でも切れたのだろう 呼吸の邪魔になるような 鼻血が、漏れだし 口に入り ぽたぽたと 顎から落ちるのを感…

読書家のマスターがひとりで切り盛りする「図書喫茶　陽炎」。読書好きのOL菊田真澄は、このカフェの常連でマスターの温かさに日々癒しを求めていた。そんなある日、江崎亮という年下の会社…

　陽炎の向こうに竜がいる。 　これから竜に会って、卵をもらってくる。 　彼はそう宣言した。 　大冒険はそうして始まる。 　竜と夏の日差し、そして忘れられぬ友だち。 　きっかけは…

【とても長い話になります。「黒き森の鎮魂歌」で挫折した人は読まなくて構いません】幾つかの始まりがありました。人間演算器メロウによる実証実験。その準備であった賢人会議とその顛末。そ…

クロノヒョウさんの自主企画【第23回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画】 https://kakuyomu.jp/user_events/168171395578717455…

夏の太陽が降り注ぐ街道を、ふらふらになりながら、男は歩いていた。 旅慣れぬうえに暑気にやられ、挙句の果てに、突然の雨に降られてしまう。 ちょうど差し掛かった峠道の先に見つけた、小…

　もしあなたがコウモリになったとしたら、どんな風に世界が見え、どんな目に遭うだろうか？ 　空を飛ぶのは怖いだろうか？　超音波で障害物を避けるというのはどんな感覚なのだろうか？ 　…