「茶屋」を含む小説

寂しさの終てる国がある。 そんな噂を聞いた旅人と、川のほとりにある茶屋の娘の話。 初めまして、「もこ」と申します。 これは、ある短歌を元に作った小説です。ここまでの超短編を…

石川県金沢市。 あまたある観光地の一つ、ひがし茶屋街の女将が馴染みから依頼をうけ、妖怪を封印します。 綾津詩子…茶屋の女将で裏稼業で妖怪、生霊を封印している 詩喜代…詩子の茶屋…

遊郭には、「廓のしきたり」 ってぇもんがあったようですなぁ。 ※花魁の相場は、知恵袋の回答を参照。 ※張見世：遊郭で、遊女が往来に面した店先に居並び、格子の内側から自分の姿を見…

今は昔、お茶どころの故郷だった。 時代は流れて観光地、遠目で故郷の良きを知る……

　歌手の岩橋弘美・好美は大阪では有名な美人歌手姉妹である。ところがモノマネ芸人の芋揚太が姉の弘美の誇張したモノマネをし、姉妹は芋揚太に腹を立てていた。　 　ある夜、弘美、好美、芋…

一見呑気な町の本屋さん。「なんだか楽そう」「漫画好きだし」そんな軽い動機でアルバイトを始めたとするなら、それは大間違いである。 とてつもない重量の段ボール！　肉体労働に明け暮れ、…

その後宮には、ひとりの女絵師がいた。 ひとり、帝の寵を拒み、只、美姫の絵を描いた。 登場人物 鑽石………後宮街“都広野”に暮らす女絵師。もと遊女。 帝…………都広野のあるじ。天…

料理茶屋の二階の障子には、月明かりに影をなす柳が揺れていた。 ※都々逸は『有名都々逸紹介』他より「引用」

陰間茶屋「松葉屋」で働く菊松は、そろそろ引退を考えていた。そんな折、怪我をしてしまった菊松は馴染みである兵衛に自分の代わりの少年を紹介する。そうして、静かに去ろうとしていたのだが…

Romancerで発表したショートショート集『掌編』収録の、120文字程度の超掌編を自主企画《100文字ホラー》に合わせて圧縮。ギリギリぴったり100文字につき、末尾に【了】など…

江戸時代、下総(しもうさ)にて畑仕事に精を出す「惣助」。彼は辻にある茶店の娘、「おその」に心底惚れていたが、誰にも言えなかった。しかし、思いもよらないことで惣助はおそのに近づく。…

とある茶屋。 うるさいおじさんが絡んできた。

俺は、男だ。 　でも、物心付いた頃には、女として育っていた。 　朝、目が覚めれば顔を洗い、食部屋で仲間達と飯を食らい、女物の着物と化粧を　して、仲間達は、稽古やら店の舞台へ向かう…

　その日、おらは必死に貯めた銭で買った簪《かんざし》を懐にしまい、町の茶屋で働いている幼なじみの元へと向かっていた。 　この日が長い人生の岐路に立つ日とも知らずに。 ―――…

ヒロイン茶屋道　吹雪のことが好きな主人公黒尾　光。しかし二人は話したこともなく同じクラスということしか接点がなかった。そんな二人が繰り広げる恋愛ストーリーとは！？

日本橋の呉服屋の隠居に嫁いだ若い嫁は、お歯黒もせず振袖姿で取り巻きの若い男たちと派手に遊び歩いている。 隠居は嫁を大目に見ているが、取り巻きたちの素性を調べてほしいと、泪橋のお役…

やる気でも元気でもいわきでもなく、あらゆる気分を伝える居酒屋「某気茶屋」。 そこで飛び交う謎の掛け声と、ラストに待ち受ける想定外の悲劇とは……？ ※この作品はブログ【泣きながら…

タピオカミルクティーさんへ はじめまして。突然お手紙なんて書いてしまって、ごめんなさい。きっとびっくりしたんじゃないかと思います。 私はさーや、三茶に住むJKです。略せずに言う…

　家族、友人、知り合いには言いにくい。でも、まったく関係のない、知らない人になら言える。 　そんな事ってありますよね？ 　この『たそがれ茶屋』には、その知らない人を求めて、妖怪…