「終点」を含む小説

ぼっち系男子高校生の米村春（よねむらはる）は、ひょんなことから学校をサボってしまい、乗っていた電車の終点駅まで向かってしまう。 そこで訪れた村の神社には、ケモ耳と尻尾を生やした謎…

「ママが殺されたの」 あれはわたしたちが高校生で、夏休みが終わる直前で、雨が降っていて、まだ時計の針が夜と朝の狭間で遊んでいた頃――わたしはマユとふたりで眠気が張りついた街の中…

　会社の忘年会の後、二人の男は終電に乗ったまま居眠りをしてしまい終点駅まで行ってしまう。始発電車が出るまで、近くのファミレスで過ごすことになったのだが…… 注1(現実の鉄道会社…

中学二年生の歩は、電車で度々乗り合わせる女子高生の桜に密かな思いを寄せていた。 夜中の電車が運ぶ、ささやかな二人の時間。しかし、それは永久に続くものでもなく。

人間アレルギーを持つ男性の少年期から青年期を描いた作品です。 天使の様に美しい容姿を持ち、善人も悪人も等しく惹き付けてしまう主人公は、人間アレルギーのせいで善人も悪人も等しく拒絶…

200年前、世界には四つのダンジョンが出現した。それに応えるように人々は危険な冒険へと自ら向かう、"宝"を手に入れるために。 　 基本週二更新です。

第二次世界大戦後、主人公・一(はじめ)は家族を失う。死んだ後、目が覚めたら電車の中。終点についたら、そこは見知らぬ世界。 誰が仲間か、敵かわからない。昼夜なく、睡眠無用。 一人で…

三人の男女が世界初の飛行機を作る話しです。下に書いてあるストーリー通りに書くつもりです！ <<<キャラ設定>>> 農民: 神様絶対主義 王様:　結構頭いい 科学者、発明家:…

とある日。俺が大学へと向かっている途中で講義が休講になった。 既に大学近くまで来ており。このまま帰るのも……ということで俺はその時乗っていた電車の終点まで行ってみることにしたのだ…

夏休み。 僕は、廃線になった幌倉鉄道に今も残る駅跡を訪れた。 炎天下、草ぼうぼうの荒れ地の中に当時のまま時が止まったかのように――だけど時の流れを物語るように、すっかり荒れ果てて…

遠く鳴る波の音に、鳥の鳴き声が混じり 水平線には、島が邪魔をする 寝ぼけていては何も見えない 目のまえの人すらも

海底七千メートルにある人魚・魚人の居る街を終点としている海底トレイン。私とエレーナは途中の展望台前駅駅に降りる。 私：人間。泳ぐのが好きだが魚にはさほど興味がない。 エレーナ…

「引っ越してみないか」 それは父・和月の唐突な思いつきだった。 高校入学を目前に控えた芽依は水啾深荘というアパートで初めての一人暮らしをする。 けれど水啾深荘は電車が二時間に…

ADの歴号がイスラエルと中東諸国の和平交渉により3000年で区切られ、CG（カミングギャラクシー）と暦号が変わり228年目の年、スペインのグラナダに尖塔が地中深くから突如として突…

何を言ったのかは分からない。ただそれでもかすかな声が聞こえて振り返ると、街灯の下であの子が照らされていた。思い出してくれたかな、とでも言いたげににこりとほほ笑んで。僕を通り過ぎた…

　世界は不平等で利己主義の病魔が人の心を蝕み続けている。 　交わす言葉、表情、感じる心や感覚、大切なことを忘れてしまっているような気がしませんか。 　その「心の豊かさ」とはどこ…

結婚式を前に、その先の憂鬱を予感する新婦と、その親友の話。 KAC2021第10弾、お題は「ゴール」です。

疲れてしまった人の話。