「箱庭 カクヨムオンリー」を含む小説

気づくとそこは凶暴なモンスターがはびこる箱庭の中だった──。 統治神なるものが治めているアルティアでは管理者たちが自分が育て上げたモンスターとともに日々戦争をし、お互いを潰し合…

　今、私が見ているのは、箱庭だ。 　この狭い中で、悲喜こもごもの人生の縮図がある。 　私はそれを他人事として眺める。 　巻き込まれずにはるか高見から、こうやって眺めていられるのは…

決して出会うことのないヒーローたち。 起こりえぬ出会いと引き換えに彼らは本来の力と記憶の一部を失っていた。 ここは絶淵の園〈ファイシス〉。 ヒーローは劣勢となり対するヴィランは優…

ただ、外に飛び出したかった空が好きな少女の話。

そして少年は歩みを知り、生きるを知る――生贄になるために生きる少年と、生贄で作られた男の、ほんの少しの日常譚。 ※この作品は「行くも餓えるもこれ一重」の登場人物を掘り下げた番外…

世界各地に突如『扉』が現れた。 いたるところに現れたそれは超常現象と言われたり、人為的に作られたものだと言われたりと様々な声があがったが、その実は現実世界とは異なる世界への扉だっ…

おんぼろ道院に住まう玉鈴は花仙、白梅の花の精だ。ある日道院が借金の方につぶされることに。玉鈴は考えたすえ通りかかった男に結婚詐欺をしかけることにした。だがその男がまた訳ありで？！…

大乗藤悟。高校生。3年2組所属。人間嫌い。クラスの中でただ一人、人間。 全てのコミュニケーションを自身の分身、生体機械"ドッペルゲンガー"に代替させる近未来。 人間に限りな…

人間がいて。 神がいた。 もしくは。 神がいて。 人間がいた。 それは大して重要なことではなくて、とても、重要なことだった。 箱庭に詰まった、真実っぽい、フィクション。…

沈黙の霧を進む調律の巫女御一行の前に現れたのは、想区と呼ぶにはあまりにも狭い世界だった。 そこにあるのは桜の大樹だけ…… ―――これは、一行が偶然行き着いた不思議な想区での物語。

大江戸シリーズ短編集。 大見出し1コずつ、お好きなところからお読みいただけます。 難しい！　と思う読者さんは 「いろはもみじ」https://kakuyomu.jp/works…

　箱庭物語集第１作 　大樹海に閉ざされたエスタ大陸で最初の飛行船が空を目指して約２００年がすぎた。 　ディエンの村の修道院のシルウィン・リーは、１６歳にしては幼い体の飛行船に…