「瞼」を含む小説

※不定期更新 日常にありそうで無さそうな それはまるで頭が異形になってしまったみたいに 僕らの生活の中にぼーっと入り込む 目をつぶっていたいけど、瞼の裏に潜り込んでくる そ…

色々な事を書いています

　教育大を出て、四年目の春が来る。 　新学期より、新しい赴任先に就くことになる俺は、早くも胸躍らせたものだった。 　瞼の裏に残る鮮やかな色彩のカンバス。忘れられなかったその作品…

　――瞼を閉じた時、何か奇妙なものが見えたことはないだろうか？

「88歳の誕生日、おめでとう！」 瞼を開くと、君がいた。僕と同じ白い髪を翻した、君が。 とある夫婦の、88歳の誕生日。 ──願わくば、君と共白髪を成したかった。

瞼と頬、そして左眉を貫く傷。少年時代に川野の雷神と呼ばれた鳴沢陽介。その鳴沢に助けられたことのある音羽菜々未。十年を経て、菜々未の勤める会社に鳴沢の履歴書が送られてきて……。 …

カケルくんとは知り合いの結婚式の二次会で出会った。私はカケルくんのことが好きなのだろうか。アラサー女子が一人悶々とする話

　普通の世界（現世） 　　　　↓ 　途中の世界（今） 　　　　↓ 　次の世界（来世） 　途中の世界を中心に描く 　途中の世界＝暴力否定の世界観 もしも暴力を他人にふるった…

　皆、ある日を境に私を無視し始めた。理由は分からない。みんな、私が存在していないように振る舞う。 　悲しい。辛い。苦しい。こんな思いを抱えながら、青空が広がる屋上へと向かい、ドア…

瞼を開けば、そこは真っ白な世界だった。 記憶を失った男と罪人が行く世界を渡り歩く旅。

毎日300字SSシリーズ 書く練習にと思ってはじめました。 お題：何もない空間 お題はお題.comさんからお借りしました。

失恋すると死んでしまう人魚の末裔の私は、たいてい記憶喪失だ。 失恋する度に、博士に薬で記憶を消してもらっているから。 ――懐かしい歌声のような波のさやめきと、瞼から染み込んでく…

ほんの小さな、ほんのたわいのない世の中の物語

ツイッター企画「殺伐感情戦線」への参加作置き場。以前に参加した作品もこちらにまとめます。 お題と作品一覧 第一回「責任」　第XXXX話　殺伐県百合市の地下一人焼き肉 第二回「笑…

貴方が両手•両足・首・胸の中・頭の中に持てない錘を持って1人山形に帰って二年が経った。 その間も私達は時々時間を見つけては連絡をとり、たまに電話をしながら重いとても重い錘を軽く…

　その日、人類は見た。青い空よりも上の遥か彼方の宇宙から、こちらを覗き見る、惑星のような球体の化物を。 ※※※ 　大きな発展を遂げた人類文明に、突如として降り掛かった災厄、【…

好きなんだ。 あなたが好きなんだ。 どこが好きと言われても、長くなるし、今すぐに全ては言えないから、 思ったままに伝えることにしてみるよ。 あなたの目が好きだ。 私をみて、く…

　暗い空が赤く染まっている。 　阿鼻叫喚の悲鳴と動物のような鳴き声が入り乱れている。 　腐った物が焼ける臭い。鉄の臭い。油と木々が燃える臭いが辺りを埋め尽くしていた。　 　 　雑…

テーマで創作たのしいですね。100％想像です。 ステイホーム始まった頃、何となく寂しかったのを思い出したので書きました。 ジャンル間違えてました。すみません。