「現代 文学」を含む小説

浅海蒼輔の大学の後輩・犬神真偽は、最悪のトラブルメーカーである。彼女が浅海を連れてフィールドワークに向かう先は、ことごとく曰く付きの屋敷だの宿だの因習村だの……とにかくろくな場所…

京都市北区在住。スタイル抜群の音楽家・紗羅（さら）は近所の爾志光（にしひかる）くんが勤めている北大路のスタバに週に１度、通っている。 もうすぐ演奏会。定番のダークモカチップフラペ…

ある居酒屋にやってきた二人の男。 彼らの関係は一体…？ （1話完結）

※2024年4月の作品です。 読んでいただけると幸いです。 いいね、スキ、フォロー、シェア、コメント、サポート、支援などしていただけるととても嬉しいです。 これからも応援よろし…

純文学の芥川賞と番になっている大衆文学の直木賞。新進・中堅作家が書いた大衆受けを狙った作品に与えられる栄誉であるものの、受賞作は必ずしも「売れる」ような「面白さ」を備えているとは…

カオリは煙を吐き出す。僕はタバコに火をつける。

※2023年3月の作品です。 読んでいただけると幸いです。 いいね、スキ、フォロー、シェア、コメント、サポート、支援などしていただけるととても嬉しいです。 これからも応援よろし…

沿岸沿いの寂れた村にて漁業を食いぶちにしていた。 或る日、雷によって避雷針が砕けてしまった。 次の日から、雷は海にしか落ちなくなってしまった。

蓮台野ヨミは何処にでもいる大学生だ。 文学や音楽を嗜み、独り静かに生きている。 ただ、彼女には幼いころから一つ厄介な体質があった。 それは本人が望むと望まざるとに拘わらず、頻繁に…

文学短編 古代の人間たちに化け物か神とされた人間の、ふるい伝承にせまる。 村に病がはびこり困った木こりの与作は、ある山に住むという山の神と呼ばれる者を探しにゆく

　バイバイン――安直な名前の奇妙な物売りは、貯金箱を売っていた。それは、とあるルールによって金が増える貯金箱であった。 　偶然か、運命か、バイバインの貯金箱を手にしたそれぞれの三…

（すみません、「10.vacancy」は間違えて公開してしまったものです） 基本的にほのぼの系。 「9.木曜日」以外は独立したお話です。 1.黄色いパンジー 児童文学風味。約3…

世界は面白いで溢れている。かつての平安貴族が春の日の明け方や夏の夜、秋の夕暮れに趣を見出したように。彼らは日々の業務をこなしつつ、現代よりはるかに少ない娯楽を無理やり見出して暇を…

音声や文章を自動翻訳する“翻訳脳”を人間が脳に搭載している現代。言語の壁を乗り越えた人々は翻訳脳以前の人間の素朴な文章を求め、海外のアンティークの日記を読み物として愛でるようにな…

現代ドラマに設定しましたが、時代は明治くらいです。

文学賞の没作です（「コバルト」―2022年4月）。 書き直してお送りいたします。 ある日、学校で財布の紛失事件が発生。 無事、解決に向かうはずであったが……。 この一件で…

　第二回あたらよ文学賞　一次選考通過（二次選考落選）作品。 　自然の色の中に溶け込んだ、『例の色』の正体に若者達はいかに向き合うのか。 　現代のＳＮＳ社会を生きる彼女たちの、そん…