「新興宗教」を含む小説

「だって憑いてきてるもん。旦那さん。幽霊なりたて、ほやほやの姿で」 夫の死を告げた春絵に対し、アスラは言い放った。 「だからぼく最初に言ったじゃない。あの男との結婚は碌な結末を迎…

　新興宗教にのめり込んで豹変してしまった友人を救うべく、城甲 姐（つろつめ　ねえ）が協会に単身突撃する。 　その道中、彼女は口に出すのも恐ろしい現場に出会うこととなる。

友人・榊の万事屋で雑用として勤務する烏丸は、とある田舎町で運転中、闇に浮かび上がる白い顔を目撃する。顧客である飯綱亜矢子が怪しげな新興宗教の施設に出入りしている知り、ふたりはその…

殺人鬼と新興宗教のカミサマふたりの逃避行です。

笑うことを神聖視する新興宗教に入信した「私」。しかし、いくら努力しても笑いを取れず、孤独感に苛まれる日々。そんな「私」が記念すべき集会で選んだ手段とは、周囲の常識を根底から揺さぶ…

宗教の存在理由とは。 その理由の一つを素人作家が考察します。 すべての人々の心が健やかでありますように。 ※本作には犯罪行為を容認・推奨する意図はございません。 　また、特…

両親が新興宗教にはまり、身体の不自由な妹の世話を一人でみながら、貧困に喘いで暮らす男が、その宗教に囚われ、生贄として殺されそうになった刹那、謎の事件が起きる。そこから彼は、悪鬼羅…

俺はシンジ。コクリコという偽名の元配信者の女と同棲している。 彼女はいわゆる社会不適合者で、メンヘラで、かまってちゃんで、うつ病で、精神的に病んでいる。 いつものように彼女の愚痴…

兄弟の弟が殺人事件を起こすところから話が始まります。 振興宗教にはまった両親を持つ兄弟、その宗教の教祖である男を弟が殺害。目撃してしまった兄と、事件を隠蔽するために証拠を隠滅しま…

　夕暮れの新宿歌舞伎町の路上で若いホストが急死する。現場にいた通行人は彼の身体に大量のムカデが這い回るのを見た。あまりにショッキングな状況に死因が報道されることはなかったが、ホス…

※こんな読者にオススメ※ ・複数の物語が徐々に絡み始める、ミステリー風味群像劇が読みたい人。 ・胸糞な人怖も、怨念宿す霊魂も、正体不明の怪異も、全部怖くて好きな人。 ・ホラー×V…

売れないドキュメンタリー作家、月影澪。彼女は、地方都市かげみ町で起きた不可解な失踪事件の取材に乗り出す。しかし、その町に足を踏み入れた瞬間から、彼女の周りで奇妙な出来事が次々と起…

東京は丸の内。 オフィスビルの地階にひっそりと佇む、暖色系の仄かな灯りが点る静かなショットバー『Huster』(ハスター)。 事件記者の東城達也と刑事の西園寺和也は、そこで車椅…

〝天蓋縫製〟により世界が平定されてから、約千年が過ぎた頃。 　故郷を離れて旅をする少女・アッシュは、無数の脚を持つ獣の怪異に襲われたところを、非番の死神を名乗る奇怪な青年・白楊《…

あらすじ【一部始終　ネタバレを含みます】 Ｂ町高校天文部部長、佐原莉子が死んだ。 病名不詳のまま病死と診断された事に疑問を持った天文部の鈴前七楓は、顧問と部員と共に佐原家を訪れる…

【あらすじ】 　四〇歳を迎えた刑事の石平彰は六年前から師走にほんの数日間しか働いていない。割り当てられる事件で病院送りにされる事態が続いているからだ。それでも一度現場に立てば、ど…

キャッチコピーに載せたような〝自称短歌〟の連作ですので、やはりちょっと（いやかなり）、「注意事項等」第二項に触れているのではないかが心配です。 筒井康隆氏著「カラダ記念日」（『…

新興宗教である漸諫教の教主の息子として生まれた菱也。たまに自身の家のことで因縁をつけられたりするが、学校内では信徒に囲まれ、家ではボディーガードである緋坂朋美と常に行動を共にする…

ある虚無虚無人間の女が入教して新興宗教を崩壊させる話です。