「擬人化？」を含む小説

「二十余年と幾星霜、この体内に棲まっていたものが急にいなくなるというのは……」 　ゼログラビティ城と諸々群氏の世界遺産登録記念パーティーでの一幕。 　日本の無名の沼「唐巻沼」は…

僕は蝉だ。名前はおそらくクマゼミだろう。子供たちがそう呼んで僕を指さしていたからだ。僕にはあるルーティンがある。それは公園の中にある大きな木に留まり鳴くこと。 数…

大海原に軍艦が征く、語る必要も無いほど有名な軍艦――大和。 大東亜に散っていった英霊達を祖国へ出迎えるが如く、甲板に硝煙を染みつかせた彼女は航路を走る。 いつしか、その硝煙の臭い…

擬人化された"人の心"、精神騎(スピリット)たちが、踊ったり、痛がったり、ぶつかったり━━━━ 　心理学をテーマに、新感覚の心理戦（物理）・レスバ（物理）が繰り広げられる学園青春…

　この世に生を受けた瞬間に全てが決まった。 　彼女が母から俺を蹴り出しのだ。　 　だから俺は兄となり、彼女は妹になった。 　俺は重責を課され、妹には自由を得た。 　妹の名は…

この世には、美しい花々の姫君、工芸の姫が多すぎる！！！美しく恐ろしくいくらこちらが恋をし尽くしても決して振り向かずただ役目を果たすその姿にまた恋をする、そして人間の想像の及ばない…

ある古いアパートの一室。 そこで24時間稼働しているエアコンと、その主殿の奇妙なつながりの物語

窓はモブにもならない。 そんな窓の気持ち、ちょっとだけ知ってみませんか？ けっこう苦労性ですよ、窓は。

【カクヨム甲子園2024　中間選考突破】 これはガラスびんが届ける、ちょっとしたキセキの話。

少年の腕には今日も時計がついている。

　死ぬために訪れた海路で、突然の海難事故により、男は海に投げ出されてしまう。 　目が覚めたのは、洞窟の中。手入れのされていない、輝くような髪。薄汚れた白いローブを来た少年が自分を…

2024年8月18日COMITIA149にて無料配布した短編です。 ◇物語に描かれている世界◇ 地球を脱し種の保存・繁殖を目的に新たに構築されたコロニーのお話 シンフォニーエと…

1章 散歩中迷子になり、突如として擬人化し、異世界に紛れ込んでしまった1匹の猫。 その世界では、擬人化した様々な種族達がレースやライブ・パフォーマンスをして生活をしていた。 …

この小説に各都道府県、地域、団体を貶めるような考えは一切ありません。 また、県民性の擬人化というよりは、観光地や有名なもの、歴史や個人の偏見によるものです。 物語は基本ギャグで…

兵器、それは戦争の道具であり、人を殺す為に生まれた存在。 だが人は、そこにロマンを見出す。 空を翔ける鋼鉄の鳥に、海をゆく鋼鉄の城に、陸地を走る鋼鉄の騎馬に、終わることの無いロマ…

1969年の新潟県内某所から始まる、小学校・神社・駅を舞台とした霊体たちの世界のお話。 大正時代に女学校を卒業することなく死亡した撫子は、死後に地元の土地神の召命を受け、神社の眷…

ツイッターに上げた深海散歩の時系列順です。不定期更新

僕らはいつでもすれ違う。 それは当たり前で誰にも気に留めないほどに。 ボクらはずっとすれ違う。 けれど、それは誰にも疑問を持たれない。 それが、　僕/ボク　らの宿命だから。

料理に自然に民俗をベースにした 独自の童話を書いていきます

理性は話せるが本能は話せないその関係が何百万年と生き何十万回と寄生と離反を繰り返した。 理性と本能は二人しかいないなか話せないことで孤独を感じる。 しかし今日、ついに思いが伝わる…