「勧善懲悪？」を含む小説

痩せ男は不気味な笑みを浮かべ、グルグルと体を回転し始めた。ついには黒いマントを身に纏った怪しげな姿に変身し、男に語りかけた。 「ふっふっふ、初めまして。私は悪魔です。今あなた、…

『のっとり』の心霊現象をめぐる、連作短編サイコホラー。 　他人のカラダに生霊が入る＝『のっとり』が流行っている。 　のっとりされた人間はカラダの自由を奪われる。声も出ない。される…

プシューー ドアが開くと男は電車に乗り込み、すぐに空席を探した。 　良かった。この時間は混むと思っていたが、優先席が空いていた。なに、優先席は誰か優先するべき人が来たら席を譲って…

約2000年前、当時の人族最大国家が滅亡した。その国を戦勝国とした者の手で。30分ほどで100万人が消え、大地は黒曜石の海へと化した。時は経ち現在、人族の大陸に再び「それ」が復活…

ロボット開発、タイムマシン開発などを担っている機密組織の中の博士である美山博士は、アンドロイド、サイボーグの開発をしていた。「並行世界」と言われるパラレルワールドから、サイボーグ…

　弱そうな奴を追放した勇者パーティは落ち目である。 　そんな異世界ファンタジー物の常識など、その世界に生きる人間が知る筈もなく、喜んで勇者パーティに入ってしまった男がいた。 …

二十歳の、榎田さくらが、大学の同級生の桑原博人に温泉旅行に誘われる。温泉旅行に行くほど親しいわけではなかったが、親友のかずさに言われて、行ってみることにしたのだが、そこで、殺人事…

弘前慎吾の親友で、坂口姉妹がいる。兄の雄二とは親友で、妹の裕美とはかなり年の差があった。実は二人は異母兄弟で、兄は再婚した父親の連れ子であった。そんな雄二は大学に入学すると五月病…

ある改装中のマンションで、人が殺されているという通報があり駆けつけると、そこには、一人の男性の死体と、記憶を一部失って倒れている女性がいた。その場所は、シンナーを思わせる接着剤の…

山崎という男が、飲んでからの朝帰り、早朝の神社で、一人の男が殺されているのを発見した。それから後、立て続けに二人が殺される事件が発生。皆同じ会社の人間ということで、連続殺人の様相…

公園のベンチで小説家の坂崎は目の前にある多目的トイレを見て、小説のネタを思い描く、馴染みの喫茶店で馴染みのマスターとの会話で小説のアイデアを膨らませ、プロットを創造する。自殺が絡…

平和な日常を送る涼介。しかし、妻の再就職を機に涼介の生活は激変する。 最愛の人との別れ、それを取り戻す戦い、そして再会。 その先に涼介達を待っているのは、本当に自分たちが追い求め…

「神（おまえ）を確実に殺害する能力が欲しい」 死後、異世界に転送される前に「何でも好きな能力を一つ与えよう」と偉そうに語る自称　神にそう願い殺害した所、邪悪な邪神として転送され…

※グロエグ展開は十二話頃から、徐々にギアチェンジでアクセル全開にします。 ※こんな読者におススメ。 　・胸糞悪人が惨たらしく倒されるのが好きな人。 　・正体不明の謎ばかりの相手を…

俺は公爵令嬢であるターシェリー様に幼少の頃拾われて以来、彼女の遊び相手兼世話係を仰せつかって10年以上が経つ。 いつからか二人は惹かれ合う様になるのだが、そこは公爵令嬢と使用人。…

恋人を奪われ、パーティーを追放された魔工技師カイン。 悪意にさらされ絶望の淵にいた彼にかけられた言葉。 「あの時助けていただいた〇〇です」 優しいカインは恩返しによって困難を乗り…

黒川タエコのファッションは奇抜だ。社長としての懐の深さも度胸も群を抜いている。小学校からの同級生の水野孝久(水野エネルギーコーポレーション会長)との掛け合いも面白い。勧善懲悪のド…

唐突に日本消滅！ 衛星軌道上にあった超巨大宇宙要塞が降ってきたから仕方がないね。 なお、墜落させたのは俺の模様。 俺はヨシダ・タロウ。 悪の組織に殺され、正義の科学者に改造さ…

　「狂った世界で狂わざるは狂人なり」　 　この物語は、勇者国と魔王国の「戦後」について描かれている。 愛好と憎悪、快楽と苦痛が交差し絡み合うことで、この物語は形作られる。 彼らは…

主人公のピアニストは、近々行われるコンクールに向けて練習していたのだが、ある事件に巻き込まれ……。 一応、「暴力シーン有り」にしましたが、マスターを脅すシーンくらいかと思います…