概要
交わることのないように見えていることが、螺旋階段を形成する。
二十歳の、榎田さくらが、大学の同級生の桑原博人に温泉旅行に誘われる。温泉旅行に行くほど親しいわけではなかったが、親友のかずさに言われて、行ってみることにしたのだが、そこで、殺人事件が起こる。女性が毒殺され、旦那が行方不明になるという事件であった。この夫婦、どうして殺されなければならなかったのか、殺した人間も何かに操られるかのような状況に、我を忘れてしまったのかも知れない。兄を亡くしたさくらの心痛が、この事件にいかにかかわってくるというのだろう? それぞれ交わることのないように見えていることが偶然なのか、螺旋階段を形成することで、事件は怪しく絡み合ってくる。本当に事件は解決でいいのだろうか? 作成期間:2021年11月15日~2021年11月19日。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?