「二人称？」を含む小説

山から街に降り、初めて“ヒト”を見たあなた。 そんなあなたに向けて、黒猫の王がヒトの街での暮らし方を伝授する。 二人称視点の地域猫小説。

いつもニコニコしていたの。 頼めば何でもしてくれる、「いい人」だったのに。 幸せな結婚をして、これからも幸せなはず、だったのにね。 そんな彼女は、いなくなったのよ……。

いくつもの世界、いくつもの物語。 不思議な列車で目を覚ました「あなた」の目の前に広がる、無限の旅路。 そしてあなたの旅が始まる。 カクヨムコン短編賞創作フェス　お題「スタート…

やめておけ。あの子は失敗したのだから。もうどこに行ったのかもわからん。 異世界転生なんて言ってもな、誰もが成功するわけじゃあないのさ。大抵はその世界に揉まれて死ぬのがほとんどだ。…

　この物語はメタフィクションです。 　作中に登場する「あなた」は、今この文章を読んでいるあなたと大いに関係があります。 ※拙作の最終行には「完」ではなく〈了〉と記されています…

テーマ：二人称

傘を持たない《あなた》は雨に濡れていた。男性は《あなた》に良い雨宿り場所があることを教えてくれる。そこは喫茶店だった。女性店主は《あなた》に珈琲を出し、降り続く雨に濡れないで帰る…

東へ向かう列車の長旅。幼い姉弟は飽きていた。途中から乗ってきた赤い髪の少女が彼らの退屈を紛らわすためにひとつの話を始める。 昔、他サイトに公開した短編です。二人称小説のかたちを…

　あなたは二人称小説についての情報を探していた。二人称小説とは何なのか？　いかなる特徴をもっているのか？　書くのは簡単なのか？　そう思っていたあなたの目にふと『あなたもはまる二人…

※近況ノートを利用した表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16817330666230387786 　もとは「運…

「どうしてこんなことになってしまったんだろう？」 あなたは、部屋の隅に横たわり、ずっとさ迷っている。夢のような現実を―― 記憶の中に残る、ささやかな光景が、あなたの中に、じっ…

　どうやら世界から猫が消えたらしい。 　窓の外では月が血の涙を流して、足下には死体がある。 　空白の部屋で出会った、何も知らない二人。 　どうせなら、本当に何も知らないままでよか…

果てしない暗闇の中、目を覚ましたあなたは膝の辺りまで水に浸かっていた。そして周りは炎の海だった。

　スマホのホーム画面を見ると、いつの間にかインストールされていた謎のアプリ。好奇心から起動すると、盗聴アプリだった。説明によると、ぬいぐるみに仕込まれた盗聴器の音声を、ライブもし…

※オーディオ化を想定した『台本形式』作品。第二回「G’sこえけん」音声化短編コンテスト応募作品。 主人公(あなた)は、文化祭の後片付けで生徒手帳を紛失してしまう。備品置き場とな…

とある夏休みの午後。放送部の部室にて。 あなたは、クーラーをガンガンにきかせた室内で、フカフカのソファに寝そべって、最近お気に入りのVtuberのＡＳＭＲ音声をバックミュージッ…

大学の部室棟の階段を昇る。 大学1年生の、初めての夏。 オカルト研究会の僕は、何故かテニスサークルの部室に向かっていた。 手元にある箱を見つめる。綺麗な絡繰り箱。 僕は、復讐のた…

韻踏み喫茶、ミンスキ六花を訪れたあなたは、一人の少女と出会う。 楽しそうに韻を踏む少女に興味を持ったあなたは、少女に導かれ店内へ入り–––– 作中、"韻を踏"んでいる箇所は、こ…

学校の授業課題で提出したものです。字数制限があったので短編です。

時は18世紀後半の革命の足音近づく、フランスパリのヴェルサイユ宮殿。 ひょんなことからフランス王妃マリー・アントワネットと時間を共に過ごすことになった少女。 王妃とお友達と優雅な…