【悲報】台風接近中なのに後輩ちゃんと部室でイチャイチャしてたら帰れなくなった件

とある夏休みの午後。放送部の部室にて。

あなたは、クーラーをガンガンにきかせた室内で、フカフカのソファに寝そべって、最近お気に入りのVtuberのＡＳＭＲ音声をバックミュージックにソシャゲの周回に勤しんでいる。

家でゴロゴロしていると親がなにかと口うるさい。
だから、この部室はあなたにとってのサンクチュアリ。誰にも邪魔されず、自堕落な時間をゆったりと楽しむ。
今日は夜から台風で天気が大荒れらしいけれど、限界までここでダラダラするつもりだ。


「せんぱーい、こーんにーちわー！」


ヘッドホンを通り越し、耳奥をつんざくかしましい声。
それはあなたの平穏が終わりを告げる合図。

勢いよく部室のドアが開き、放送部の部員第２号――ただ一人のあなたの後輩が現れる。

ちんちくりんで、いつも笑顔。…続きを読む