「かえる」を含む小説

「わたし、何のために生きているんだろう……」 日々の仕事に追われるうちに、生きる意味を見失った主人公、さな。 そんな彼女のもとに一匹の小さなかえるが現れて……。 あなたの心をそ…

　KAC2023その４「深夜の散歩で起きた出来事」 　映画好きの先輩と、文学好きの後輩。 　月のきれいな夜。偶然の逢瀬。 「今夜は月が……きれいですね、先輩」 「うん、…

【KAC20233】お題に参加します。 良き妻を心がけてきて3年。七海は、ある日我にかえる。

こんな商品があったらいいのに。こんなふうになったらいいのに。そんな願いを叶えてくれるであろう近未来に生きる、ちょっぴり残念な人たちの「ありふれた日常」のひとコマを切り取った、ショ…

冬にカエルが起きていた――。 本作は『小説家になろう』様にも掲載しております。

・夜道 舞台はラオス南部、世界遺産のワットー・プーを観に行った帰りに、移動手段を失い、遠い街まで歩いて帰らなければならなくなった男の孤独と侘しさを、大麻を頼りに、夜を画布に、酔い…

ある日、突然別の世界にやってきた小市民、ハル（楠木小春）。 言葉が分からずカツアゲだと思って財布を出したらなぜか全持ち物と引き換えに、サイタリ族のワリュランスを買っていた。伴侶に…

納得いかない童話ナンバー１”かえるの王子様”の世界に転生しちゃった王子様（童話には出てこない王子様ね）のお話です。 第一話を短編で書いたのですが、王子様が動き出しちゃったので書…

田舎に住む主人公、怜。 ある日奇妙な夢を見てから、彼の人生は歪み出した。

介護職員として働く日々。様々な個性の老人や職員との関わりや職場で起こる問題を通して見えるもの。

朝、目が覚めたら、ねずみだった……から始まる、異世界ファンタジーラブ？コメ？なんちゃって軍隊ものです。「？」で「なんちゃって」です。 鈍感「恋愛感覚幼児」隊長女性×鈍感「実は激重…

「おお、生きてるぞ～」 顔を寄せた刑事が叫んだ。 その横で可不可が長い鼻を突き出していた。 ふたりの警察官に抱きかかえられて、棺桶からよろよろと立ち上がった。 掘り返された墓穴の…

　あの時、橋に身を投げ捨てて死んでいたら、きっと今もこんなことで泣くこともなかっただろうな。 　明日のクリスマス前日に、私は思い出して貰えなかったら……。そんなことばかりを考え、…

プリ小説で公開していたものを大幅に変更したものです。

お人好しな高校生、白鷺鈴はある日万引きの濡れ衣を着せられて、同級生からいわれのない批難をうける。 親からも弁解の余地なく責め立てられ、教師には学校を辞めろと罵られる。 居場所をな…

月光さえ届かぬ地の底で、僕たちは生きている。 旅人ウサギの「あの人」と、その帰りを待つネズミの「僕」のささやかな交流の物語。 幻想的な閉塞世界《巣穴》に生きる、か弱いイキモノた…

その日、オルヴィは初めて、薄暗い檻越しから彼女を見た── ネフィリア・ペニー・アムサムダルム七世。 帝国一の美姫と称される美しい少女。 彼女は名門のドゥルソリヤ魔法学院に入…

そのカエルは普通のカエルでした。 ____人は皆、特別になりたくて、他人とは違う生き物になりたくて、葛藤しながら生きるのだ。