「お前にとってはな 短編」を含む小説

椅問処心(いすず・まいんど)は人には言えないハンデを背負っている。 負け続ける現実に勝ち続けるためにあらゆるバトルを経験した。 二十代前半も終わりかける段階になっても今までの結果…

「コーチマー子爵令嬢モモンシア、いまこの時をもって、俺はお前との婚約を破棄する！」――今日も今日とて、ご令息に婚約破棄されまくるモモンシアお嬢様。それもそのはず、お嬢様はみずから…

「お前との婚約は破棄させてもらう。卑しき女サラよ、その醜い火傷跡の残る乳房を早くしまって、どこへなりと出ていくがいい」――男爵閣下に豪奢な邸から追い払われ、夜の街路へとさまよい出…

　「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。 　俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな！」 　新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎…

人間社会にとけこんで生きてどれだけになるのだろう。 いつの間にか『エゴ』と『リズム』と名がつく単語が苦手になった。 アルゴリズムか。 お前ら人間はいつだって知ったかぶりだ。 傲…

正しく、道を外れず、計画的に。真面目にコツコツ日々を重ねて人に連なり、折れるべきには折れて。 そんな人生が幸せだって、散々言われたものさ。 （ある女の懐古）

カクヨムコン短編用エッセイ カテゴリーエラーになるのだろうか？　ならないでおくれ 自作の作品のキャラに対して愛を持って書いている作者です

百合短編 可愛いものが好きで人気者な、なずな。なずなのことが好きな、瀬那。 なずなが自身以外の可愛いを瀬那に説くのに対して、瀬那が心の中でツッコむ話。

「アクア、お前との婚約を破棄する！」 「は？」 王立エレスティア学院の卒業パーティー。 突然王太子から婚約破棄を言い渡されたアクア。 婚約を結んだ覚えはなく、不審に思ったアク…

平民出身の優等生エイミは、前世の記憶を持っている。けれど、その記憶はどこにでもある普通の人生――事故で亡くなったが、幸せな家庭を築いていた日本人としての記憶だ。 そんな彼女が特待…

ふつふつと煮えた感情で壊れた少年の話。 虚構のハッピーを進み始めた話。 気づけば違う世界にいた。そこでは、人間の悲鳴が求められていた。 ＊＊＊ 小説家になろう様、ノベルアップ…

　人のいないファミレス、ホールスタッフは二人。 「先輩！　そんなんじゃ私の好感度、下がっちゃいますよ！？」 「知らねーよ、お前の好感度なんて」 　すぐに好感度が上下する後…

現実では誰にも必要とされず、無力さを抱えた男が、VRゲーム「オムニクレスト」の中で「皇帝冠」を手に入れる。それは彼を絶対的な支配者へと変える力だった。 称えられる日々、膝をつく…

北村李絵は優等生であり、問題児である。 「一対一、秘密のトクベツ授業、ですね♪」 補習に呼び出されてもこの態度。 ……少し、分からせてやる必要があるらしい。 俺がどれだけ…

ああ、おいたわしや魔王様。 勇者に倒されてやらなければならないなんて！

「シルミーア、お前とは婚約破棄だ！　そもそも正式な婚約者でもないのだ、この話は白紙に戻す。何故私が聖女などという平民と結婚しなくてはならないのだ！」 王太子グリアラントは、筆頭聖…

13歳の晃は、長年いじめを受け、死さえも考える日々を送っていた。ある日、祭りで出会ったのは、異様な存在「死神」。彼は晃に「お前の体を貸してくれ」と取引を持ちかける。生きる希望を失…

つれづれなるままに思いを載せただけの短文や フィクションや

どうせ、ロリコンのお前らはこういうのが好きなんだろ的な、幼女と年齢不詳の青年のラブコメ。