「否定」を含む小説

俺、如月 湊は「モブとヒロインは付き合わない！」というラブコメ論のもと、四六時中ラブコメについて考えている。 しかし、中学の時からの唯一の友人である、周 風花が俺のラブコメ論を、…

『科学万能』が謳われる時代、二十一世紀を生きる現役高校生、土御門護（つちみかどまもる）は非科学的として存在を否定される妖怪や怨霊に立ち向かう術を持つ、見習い陰陽師。 二年生への進…

若林良心は理容の専門学校に通うニ十歳の女の子だ。十八歳で高校を卒業して一度は就職するも、人間関係を理由に退職を選択。実際の所はブラック企業による人格否定、更には過酷な労働に耐え切…

幼子は五歳までに。 親に恩を返していると、何かの本で読みました。 その可愛さを。 否定できる方はいないでしょう。 笑い顔も。 泣き顔も。 親である私を幸せにしてくれました。…

名無しは最強毒舌ヒロインと対峙して簡単に殺される。 次に目が覚めた時、過去に遡っていた。 未来の知識を持つ名無しは将来的に強くなる者と仲良くなり、己の死を否定する。 そして何故…

　神は、死んだ人間を窮地の世界へと転生させ、その世界救済の様を娯楽として楽しんでいた。 　誰が言ったか。 「クソッ、苦戦しやがって。もっと簡単に殺せるだろ！」 「こんな世界、俺で…

足立陽。高校三年生。 毎朝乗る電車に、意味不明な柄の靴下の女の子が乗ってくる。 ある日思わず「鍋？」と口に出した俺は全力で否定されることになる。 あまり意味不明すぎて、毎日靴下観…

千珠院景信はある日、世界ががらりと変わるという超常現象に見舞われた。 どうにかして助けを求めんと飛び込んだ不思議なドールショップ【夢幻の遊戯場】で、景信は女店主の久坂部立花と出会…

俺はRPG『エボリューションファンタジー』通称『エボファン』の世界に転生した。ラスボスの魔王アレクとして。だけどラスボスに転生するなんて最悪だ。これじゃ、いつか勇者に倒される！…

「はぁ、今日もモフが尊すぎて地球が滅亡して再生する」 「美女と野獣のラストって人間になる必要、ある？」 　獣医になる夢を諦め、美女と野獣に憧れるだけの人生だった自称モフキチガイ…

　空木学園に通う二年の如月光希（きさらぎみつき）は過去いじめを経験し、うまく笑うことができない。そのため自分以外を表現し表情を恐れなく出すことのできる演劇にのめり込み、高校では潰…

人々から「どじっ子忍者」と呼ばれる1人の忍者。本人は「違う」と否定しているが… どこか間抜けな忍者の男と、忍者のまさかの行動に動揺する敵、いたって冷静な姫が織りなす、ゆるーいドタ…

「ツンデレだと認めろよ！」 　高校1年の明井亮には目標があった。 それは姉である明井未来のツンデレを認めさせることだった。 ツンデレを真っ向から否定する未来に亮は呆れていた。 な…

労働需要が、労働供給をはるかに上回った日本。 かつて労働の義務が存在していた世界は終わりを告げ、労働は権利となった社会。 今の社会を『精神的身分社会』と呼ばれていた。 そこで将来…

　大学の卒業式の後の飲み会を抜け出した遠野要は、人気の少ない研究棟の裏で、白銀の髪と蒼の瞳の美青年に出会う。水無月悠と名乗ったその青年は、「予測できる喪失を嘆く意味がわからない」…

世界から争いをなくす方法や誰もが幸せに暮らせる国について書かれた本が、国王によって禁書に指定された。 その本が燃やされるとき、美しい鳥が生まれる。 ※閲覧注意。焚書の描写があり…

　私、何歳だ、と思う。 　という彼女の問いに、僕が八歳と答えた結果が、さきほどの言葉だ。つまりその言葉が確かならば、彼女は八十八歳、という年齢になる。八十八。その数字の、奇妙な符…

「I gotta」の意味は、「私は〜しなくてはいけない」 登場人物は、高校二年生の竜太と幼馴染のあかり。 昔のように仲良くしたいあかりと、 それどころではない竜太の会話が延…

アキラ先輩はよく笑う人で、俺が芸人になりたいって言った時も頑張れって言ってくれた。 なのに…今日、突然にこんな事を言い出すなんて。 「俺は、『お笑い』が嫌いだ」 俺自身を否定され…

【気まぐれ休載中。構想は練ってます】 　自らの運命に絶望していた。君に出会うまでは――。 　九年前、王である父に命を狙われて王都を逃げ出し逃亡生活を余儀なくされていた元王女ジュ…