「ハッピーエンド 貴族」を含む小説

ペテン師と二丁拳銃使いの少女がパリを舞台に大騒ぎ。 ときはパリ万国博覧会の後、エッフェル塔の解体詐欺から始まった騒動は、やがて、賢者の石を巡る大饗宴に。 歴史上の、様々な実在の…

「ふぅん、要するに一目惚れということね」 「そんな生半可なものではない、目が合った瞬間から心身ともに彼女に惹かれている」 「……はいぃぃ？　今の私の幻聴？　いつものその仏頂面でさ…

降竜祭――それは、竜人が番を探す期間。その期間にいつも私に会いに来るのは家族の一人でした。その人の後をついて行けばそれは家族全員で、その場にいた人達と話をしていると、そこに現れた…

第５回角川文庫キャラクター小説大賞最終候補作。 大幅に改稿、また『王妃さまのご衣裳係　路傍の花は後宮に咲く』と改題のうえ、 2021年8月24日に角川文庫さまより刊行されました。…

　灰に覆われた暗闇の世界。人は消え、光は見えない。抱いた夢は、いつしか諦めへと変わっていた。 　そんなある日、小さな異変が街を訪れる。

セフィーはアルビノとして生まれたがために化け物と呼ばれて生きてきた。 社会になじめないセフィーにできることといったら、真っ白な自分を物珍しさで買う男たち相手にからだを売ることだけ…

ひとがコイに落ちる瞬間を見た―― 黒髪がきれいなこと以外とりえもない、ごくごく平凡なＯＬ 信田 葛葉《しのだ くずは》は、ひょんなことから事件に巻き込まれ、気が付くとそこは平…

両親を亡くしたシンデレラは、継母とその娘である義理の姉たちに、こき使われていた。 このままでは終わりたくないと思った彼女が、こっそり修行を積んでいた矢先、お城では、王子の結婚相手…

記憶を失った、褐色の肌をもつ軍人・ジクムント（通称・ジーク）に恋した、魔法をつかう、バレンタイン家の末娘とした生まれた貴族令嬢・エイシスが共に手をとり、恋の道をひたはしる…予定

「そういう訳で、お前には私と婚姻を結んでもらう」 「……簡単に人の人生を決めないでほしいのですが」 「お前の人生には興味がない。お前の家が担う役目を最大限に利用するために、この婚…

メデリック王国で次の王を決める選挙が始まった。 候補者の中で唯一の王女であるアレクシアは、内偵としてきて近づいてきた投票権を持つ貴族の青年ギデオンを取り込もうと試みる。 しかし奥…

オリヴィア・リッチモンドは都会育ちのお嬢さま。二人の出来すぎた兄と、絶世の美女の姉のすみっこで何不自由なく生きてきた十九歳。しかし二十歳を目前にして、いまだ夢見がちなオリヴィアに…

「おはよう」 　俺は誰もいない部屋の中で、電波ソングを奏でるスマホに起こされて目を覚ました。俺は現在１人暮らししているので、俺を起こしてくれる便利な妹（あるいは幼なじみ？）的な概…

働き者の少女ラシャは、没落貴族の家でメイドをしている。ある日、姉妹同然に育ったお嬢様に、お金目当ての縁談が持ち上がった。お嬢様の幸せのため、ラシャは他の使用人たちと共に縁談をぶっ…