この世界の何処かに 王国物語1

作者 合間 妹子

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★★★ Excellent!!!

息も絶え絶えだった赤ん坊のビアンカから始まる壮大な恋愛サクセスストーリーです。彼女の一生を見れます。

思いの方に会うため王都に行くことを決心する少女期。

王宮に職を得、順調に進んでいきます。

そして、思いの人と……。

昔ながらの少女漫画と魔法ファンタジーを混ぜ合わせたような小説です。

文章うまく読みやすいです。名台詞もいっぱいあります。

壮大な恋愛物語でした。

シリーズにもなってるそうで、他も読みたくなりますね。

★★★ Excellent!!!

これはもう、ベタベタな恋愛少女漫画の原作になってもおかしくない完璧な恋愛物語です。おまけにスパイスもいっぱい効いてます。

これを読んだあなたの頭の中には、あなたが今までに読んだ一番好きな「恋愛少女漫画」の絵柄が浮かび上がってくると思います、間違いなく。


ノリツッコミに命をかけてるような王妃さまとか、魔王よりも恐ろしい主人公の片割れのデレ具合とか、その魔王すら簡単に御してしまう主人公さんとか、ニヤニヤが止まりません。
いや、ニヤニヤでは止まらないと言うべきでしょうか。

人のいないところでこっそりと読んでください。
ひくつく頰を堪えるあなたは、間違いなく不審者にしか見えなくなるからw

★★★ Excellent!!!

 王道の題材をひたすら丁寧に煮詰め、紋切り型の展開に頼らず完結させたのは余程の辛坊強さが必要だ。
 主人公から端役に至るまで、登場人物一同への筆者の愛があふれんばかりに感じられ、宮廷の中で花咲く運命の出会いと進行が繊細に描かれる。
 ラブロマンスの傑作。

★★★ Excellent!!!

運命の人がいる。
その己の確信を抱いて、王都へ行くビアンカ。
夢見るのではなく、いると自分だけがわかっている。いえ、ただ一人、運命の相手もそれを確信している。
だからこそ、彼女は自分の力で会いに行きます。

淡く木漏れ日のような色調で語られる優しい語り口に、お茶目なキャラクターたちが物語を進めていきます。それは、寝る前に読み聞かせる、やさしい絵本のような世界です。

★★★ Excellent!!!

大きな魔力を持って覚醒したクロードと、その覚醒により誕生した『片割れ』ともいうべき白魔術師のビアンカ。
その二人が出会い、恋に落ち、結婚して幸せに暮らすお話です。タグにもちゃんと書いてあります。ハッピーエンド。もう、私、安心して読めます。

全体的に淡々とした地の文のため、会話が引き立つのですが……。
その会話が甘いっ!
これでもか、というぐらい、甘い!
そして甘い台詞を言うこのクロードが美形で有能と来た!
もう、キュンキュンどころか、ギュンギュンでしょうっ!

『運命の相手』と巡り会う話ではあるのですが。
このビアンカ。
出会うためにちゃんと、努力もするし、一途でもある。「いつか王子様が……」と、ただ夢見ているだけではないところが素晴らしい。

運命ではあるけど、偶然には頼らない。
運命ではあるけど、自分の直感を信じている。

そんな二人だから。
幸せな結末が用意されていたのでしょう。

★★★ Excellent!!!

甘いお話は好きですか?自分は大好きです。
ずっと求めていた運命の相手である誰か。主人公ビアンカはその誰かを求めて王都へとやってきます。
そして運命の相手である王宮魔術院副総裁のクロード。自分が彼に抱いたは偏屈で気難しい人でした。多分ほとんどの肩が似たような印象を受けると思います。だけど…いえ、だからこそ、彼がビアンカと出会ってからの変わりようが引き立ちます。
お互いに一途に相手を想う様子が非常に微笑ましく、ほんの少しのやり取りにキュンとします。特に舞踏会のシーンは最高でした。

一途で甘い二人の物語。恋愛系の物語が好きな方ならぜひ読んでみてください。

★★ Very Good!!

運命の恋に導かれる恋人たちの甘い物語。

ですが、描写はくどくなく、さらさらと清水のように流れていきます。
ワガママを言っていいのなら、時には「もう少しくわしく書き込んでほしい!」と思うこともありますが、読者に想像の余地を残す書き方も、一種のテクニックなのかもしれません。

とにかく、ビアンカの一途さが可愛くてきゅんきゅんします。
個人的には、イイ味を出している王妃様も大好きです!