「文学賞」を含む小説

怪文書です。

不時着した火星の大地をさまよう若者の前に現れたのは… ショートショートです。 （この作品は「小説家になろう」「NOVEL DAYS」にも掲載しています。NOVEL DAYS✕t…

OLをしながらウェブ上で小説をアップしている「夕月」。彼女の夢の中に、悪魔に連れられて、熱心な読者の「とりんこ」が現れる。 　「とりんこ」から自身の小説を褒められる「夕月」だっ…

女の子だけが【ある言葉】を忘れた世界。その二文字は決して彼女たちの耳には届かないし、意味も読み取れない。確実に伝えられるのは、「愛してる」の言葉だけ。けれど、彼女はたったひとり、…

主人公：あすにゃん 体重を減らさないと、歩けなくなると言われている小太りな主婦。夢は野間文学賞。

時は2121年、兵庫県、六甲山山頂より上空500メートルに位置する飛行車専用空路をネオ宝塚市に向けて疾駆するターボババア、それを東京オリンピック聖火リレーの警戒にあたる警察車両パ…

二〇一九年に東北と関東を旅して回った際にまとめた紀行文。 八年越しの思いと一つの時代の終焉との狭間で、見たものや感じたことを徒然に任せて書き綴りました。 三月十一日に東北編を公開…

素敵な心地良い日の嫌な夢。

舞台は江戸。独身の四十男の前に現れた妖艶な鬼の女・ダキニは囁いた。 「おまえさんの、精をわけておくれ」 男が苦し紛れに案じた一計とは……。 『ノベルデイズ』の歴史カテゴリに初投…

第３１回ゆきのまち幻想文学賞落選作品。 「ゆきのまち幻想文学賞」は、雪の持つ幻想性をテーマにした作品（原稿用紙１０枚以内）を公募しています。 直接的な雪の描写が全くなくても、「…

親友の死に、姉の失踪に。私たちは青春の醜さを知る。 前編:川端康成青春文学賞落選 後編:織田作之助青春賞落選 【姉文芸コンテスト】準大賞

パワハラの濡れ衣を着せられ退職に追い込まれた『私』が新しく仕事を探すためにハローワークへ。 無能な周囲、劣悪な環境に苛立ちながらなぜか紹介された『案件』は自分を殺す人間から逃げ切…

ある日、「私」たちはアイリッシュ・パブで売れない俳優に出会う。エキセントリックな彼に惹かれる「私」たちだったが――。第20回女による女のためのR-18文学賞に応募したものの、二次…

あらすじ：自転車に乗って誰にも追い越されずに登りきればどんな願いも叶えてくれる坂がある。その坂のおかげで出世街道まっしぐらだった僕は、社長令嬢との結婚を立願すべく坂の登り口で自転…

【第17回 坊ちゃん文学賞応募作】落選供養 私と、私を”天使”と呼ぶ女。雨と涙と汗の滲む夏の偽り。

ある日突然流行し始めた未知のウイルス。それは周囲から浮いてしまうという意味の分からないものだった。対処方法も意味が分からないし、効果も一向にあがらない。なぜなら芸術がサッパリ分か…

物事のスタート地点には、必ず動機が存在する。 動機なきところに成功などあり得ない。 だが動機は、自らの意志ではけっしてつくりだすことができない。 そんな動機を生み出す装置を、私は…

創作お題スロット（https://slot-maker.com/slot/5294/）様より。 「桜の下で冷えたコーヒーをすすりながらあなたを赦した」で書きました。

某所の文学賞に送ったものの、あっけなく落ちた作品の供養。 人生の最晩年、ある男が欲望に負け、その生を無残に散らすお話です。