「体 短編」を含む小説

　異世界から出現した、あらゆる既知の兵器が通用しない影のような敵対生命体・通称『I.E.S.』（イーエス）の侵攻を受けた世界は、その出現と同時に世界中で十代後半の少女たちに唯一の…

「運命」を掛け違えたボタンみたく語り、矮小なものとして扱うような無神論者でもなければ、死の間際に神頼みするほど心身深くもなかった。それでも、身に降りかかる幸不幸を受け入れる際の一…

照明が不十分な会議室。オペ室の隣に設けられたその部屋には、秘密結社・闇九字団の幹部と技術者らがそろっていた。「しかしだね、博士」。我先にと口を開いたのは、幹部のひとり、犬の怪人だ…

クラスに一冊のグラビア雑誌を持ち込まれた。 そのグラビア雑誌の表紙には主人公・長谷部灯里の幼馴染が写されていた。 それから幼馴染の体に変に意識してしまう主人公だったが……

[あらすじ] 〈死詠(しよみ)〉という残虐な生命体と人間が対立する、どこか遠くの異世界。 一人の〈姫〉と四人の〈騎士〉が隊を組み、〈死詠〉と戦うことによって、人々は束の間の平…

【あらすじ】 　ここは、この世とあの世を繋ぐ神様の為の旅館——『彼岸屋』 　新宿の奥に存在する”神宿”に古くから八百万の神々に愛されてきた老舗旅館である。 　彼岸屋を担うは若き…

虐げられた炭鉱夫の息子として生まれた少年Aは、自らの置かれた状況から脱するため、自らの体を犠牲にすることを決意する。 しかし、犠牲にしたは良いものの少年Aは自らが選ばれた人間でな…

その体表はワニのような鱗で、四肢はゴリラのように太い。ずんぐりむっくりしたシルエットだが、顔は人間そのままらしい。それも、還暦をこえた老人のような顔つきで、髭を蓄えているとか。

なんとなく書いたものなのでなんとなく読んで頂ければ幸いです。

体が大きいのに目立たない存在である主人公は、クラスの美少女学級委員長やギャル系少女に囲まれた席に背中を丸めて座っていた。ある日、彼は自分の机の物入れの中に「柔らかな膨らみ」を発見…

　これは遺書であり、告白文であります――。 　ある従者が綴った、主と従者の狂気の記憶。 　主と従者の性別は決めておりませんので、ご自由に想像していただければと思います。 　舞台…

シャリは11歳の女の子。体が弱いのでいつも家で留守番をしている。 でも寂しくない。家にはいつも妖精がいるから。 シャリだけが見える妖精の名前は「ニー」 （小説：妹ダンにも37話に…

奇病に体を蝕まれる美童セレーネ。 新月の夜に窓の外を見ると、そこには不思議な少女が立っていた。死神を自称する少女はセレーネに余命を宣告し、あの世に連れて行こうとする。

英語のテストは明日なのに……、頭ではわかっているんだよ！ 心と体は複雑なの！

ああ、なんという皮肉か。 毒リンゴを食らった白雪姫のもとに現れたのは王子様ではなく、道化の化粧をした一人の怪人であったのだ。 最近、街はおぞましい事件のニュースでざわめき立っ…

あらすじ 機械が暴走して世界中のシステムがダウンした世界。 世界中に魔獣と呼ばれる謎の生命体が出現して人々を襲う中、打ち捨てられた廃墟からお宝を回収する盗掘屋「スカベンジャー」の…

体が腐食していく原因不明の奇病に冒された男は、ある日見慣れた街並みの中に不可思議な鋪を見つける。 店主を名乗る美しい青年の手の甲で、一匹の清楚な蝶が羽ばたいている……。 202…

“私の一部を、そこに運んでください” 　変異体と呼ばれる化け物を対象とした商談を行う行商人。 　彼はとある依頼で、依頼主の体の一部を運ぶことになる。 　無事に目的の場所に運び…

キミは子猫を抱えたまま宙を舞う。道路に伏せて動かない彼女に駆け寄ろうとしたら、次の瞬間、俺はゲームの初期設定の部屋へと転送されていた。 「彼女を救いに元の世界へ戻りたかったら1…