「言うほど」を含む小説

　俺の旦那は地球外生物らしい。 　らしいというのは、彼らがこの地球に来たのは何代も前の昔のことで、俺の旦那もその両親も地球生まれの地球育ちな完全な地球っ子なのだ。 　なんだかよく…

東の王国カルメールには十二人の『王子・王女』が居た。 その十二人の王子・王女はともに王の血を持っており。それぞれ王都各地に城を持っていた。彼らは次期『王候補』として、日々厳しい…

県内トップの進学校に通う町田宵（まちだよい）には秘密があった。 それは、同じ高校の教師でもある相澤凪（あいざわなぎさ）と同じ家に住んでいるということ。 ー私たちの関係は他人から…

市井で流行っている物語に出てくる『悪役令嬢』のようだ――そんなふうに陰口を叩きながら、彼らはロレッタを嘲笑う。 それもこれも学生のうちの、ちょっとした悪い遊びのようなものだろう。…

この小説では、私が今まで見てきたゾンビ系の小説のなかで、「ここがこうだったらなぁ」などと言う自分の好みを存分に盛り込んだ作品となっています。

山ノ上太朗には国際色豊かな知り合いがいる。 これはそんな太朗の日常と言う名の日記兼勉強用のなにか。

普通の男子中学生、立花樹は夜寝ると翌朝は違う世界のソルという女の子として目覚めます。そしてソルとして一日を過ごし、夜寝ると翌朝は立花樹に戻ります。生まれた時からそうだった樹＝ソル…

森の奥には「ずっと死に続けている」少女がいる。 その少女は死んでも死にきれない。殺されても殺されきれない。少女は怪物である。怪物は人を食べる。 そんな奇妙な話を聞いた魔法使いの男…

　古武術道場、“無幻水心流”の宗家に生まれた榊　柳二は、生まれつき病弱でちょっぴり科学オタクの影の薄い一見普通の高校生だった。 　ただ、柳二には生まれつき他にはない特別な眼があ…

終わりを失くした屍人の魔女。 枷なき鬼族の狂戦士。 穢れざる翼の聖者。 己の意思なき機甲の勇者。 大事な何かを失う代わり、魔法を得た化け物四匹。 その絶大な力で邪竜の征伐を果た…

　２週目か、転生か。 　唐突な２択を迫られ俺は転生を選び、欲望に忠実に生きていくと誓った。淘汰だとか戦争だとか知ったこっちゃない。自分次第だって言うなら魔法使ってセックスしてサ…

　主人公【シンヤ】は日本人だ。 　異世界に転移し、魔物に襲われている行商人の一行を助けた。 　行商人はお礼として、奴隷を一人譲ってくれると言う。 　シンヤが美少女奴隷に目移りして…

ガラガラガラ… 数年ぶりに私服に袖を通し 自由に外の空気を吸う瞬間だった。 身内が迎えに来ている人 身柄引き受け人が来ている人、さまざまだ 皆んな刑務所に入っていたと言わ…

修学旅行の移動中だった筈なのに気がついたら何も無い真っ白な空間に？ お決まりのようにバスが事故って死んだらしい。 丁度良いし、異世界で文明発展の手伝いをしてもらおう。と言う訳で…

私は先生と明石海峡大橋にきた。先生は明石海峡大橋を、最も呪われた橋だと言う。 第3回「1000文字以内でミッション全てクリアせよ！」に寄せて。 https://kakuyom…

僕は勉強しかできない。将来の夢は官僚。この夢は誰にも邪魔されない・・はずが、あっさりとその夢を上回る存在が現れた。『女』だ。僕は女のために会社を起業することにした。何の会社を？な…

『ようやく落ち着いたようじゃな？』 すると目の前に一人の老人が立っていた。見た目は70代後半くらいで白い顎鬚を蓄え杖をついている姿はまさに賢者と言った感じである。 「あ、あな…

仲間内で楽しく過ごせたはずのクリスマスの翌日、結菜《ゆな》の部屋のインターフォンが鳴った。仲間のひとりの陽斗《はると》だった。 結菜が何の用かと訊ねると、先日のプレゼント交換会に…

守護獣を失ったその世界に突如起きた悪夢の襲来。 夢で人が死んで逝く中、悪夢の感染を恐れた人々は、感染者を一つ所に押し込めた。その状況を何とかしようと立ち上がったのは語り部たち。 …

　俺の名前はカエデ。 　そんなこんなで、異世界に行くことになった。 　それ自体はギリギリ受け入れられなくもないのだが―― 『申し訳ありません。こちらの手違いで、転移時に少女の体…