「短編(？) 恋愛」を含む小説

過去作の備忘録です。 一話完結型、纏めるのに作りました。 さんぽがてら、ゆるりと。

　スタンリ伯爵家の令嬢マリアーヌは、ある日うっかり街で財布を落としてしまった。 　財布の中には、銀行のカードが入っている。誰かに拾われて使われてしまっては大変と慌てて銀行へ。 　…

二人の少女による、恋未満のお話。

シャイで可愛い朝倉さんが、アイスクリームを買えずに困っていた。だから今まで話したことはないけど、ちょっと勇気を出してみる。 「あの、朝倉さん？　どうしたの？」

「ねぇ、この手紙の返事さぁ……アンタ書いといてよ」 私の主であるアメリー様の婚約者、第四王子のフレン様は病弱ですでに余命宣告を受けた身だ。 そんなフレン様よりある日、一通の手紙…

一人称、「彼」「彼女」といった言葉を使わずに書いた同性愛者の話。 あなたはこの主人公、男女どちらだと思いますか？

別所の自主企画、淡雪様のお題企画『第52回私の短歌で物語を綴って下さい』に参加させて頂いた作品となります。 どうぞ、宜しくお願い致します。 ・今回、物語を書かせて頂いた、テ…

　貴族や富裕層が多く通う異常に授業料が高いその王立学園で、許嫁であるパトリシアは僕に言い放った。 「私、いったんあなたと別れて他の人と付き合ってみようと思うの」 　親が子供の…

2024年11月の毎週土曜日午後三時に短編を投稿する予定です。 舞台は県立岬ヶ丘高校（詳しくはＵRL参照、高校にお邪魔させていただいています）、4組の男女がそれぞれ高校の文化祭…

秋になった。スーパーに並ぶお菓子も秋色の新商品ばかり。 ああ、そういえば。あの人も、秋が好きだった。 思い出から始まる墓参りと、私に付いてくる鯨の話。

可愛い服を着たいからという理由で女の子になった主人公は恋をしてないから女の子になれないという旨の言葉を引きずって生きていた

恋愛・ファンタジー短編: 祖父は赤い帽子をかぶって旅立った。彼の遺言で、ぼくはある国に行って、ブロッコリーのような木を探すことになる。

　不器用な商家の息子と、完璧を求められる武家の娘。 　まるで正反対の二人が出会ったのは、風の舞う春の日だった。 　「風が、きれいな物語を運んでくれるんです」 　奇妙な言動で街の人…

サボり癖のある先生・峯岸紗夜と、同じようにサボり癖のある生徒・榊真希は穏やかでなんてことのない日常を過ごす仲である。傘を忘れた真希を送ったり、ちょっとしたきっかけで夏祭りを共に過…

「いろいろあったけど、私はこう思うんだよね」 ふと考えたこと、思い出したこと…私の心の中にあることを素直に綴ります。 ※不定期更新

「私には、もう仮面は必要ありません」 17世紀、小国アルデンマルクの街で、一人の変わり者の芸術家が光を奏でていた。 誰にも理解されない不思議な装置を作り続ける豪商の息子、ルーカス…

これからの人生は恋愛を捨て、仕事に打ち込むことを決めていた“サキ”は30歳を迎える年、“鬱”で体が言うことを聞かなくなった。 サキは泣く泣く退職、休養して身と心を休めることに。…

恋人に別れを告げこれでよかったと自分に言い聞かせる。もう絶対恋愛なんかしない。

血の繋がった妹・陽奈から想いを寄せられた理人は、哀れみから恋人の真似事を始める。 これは“兄”として心から愛する理人の葛藤と、偽りの恋の行く末を描いた物語。

「アクア、お前との婚約を破棄する！」 「は？」 王立エレスティア学院の卒業パーティー。 突然王太子から婚約破棄を言い渡されたアクア。 婚約を結んだ覚えはなく、不審に思ったアク…