「ちょっと不思議」を含む小説

プツリ、と突然少年の世界が暗闇に包まれた。小さな光を頼りに繋がったのは、知らない世界の知らない青年の声。 《……－－っ！　だ、誰だ！？》 －－ボクは、上にいるよ。小さな穴から君を…

いつもの時間に駅に向かった。 しかし、いつものように電車に乗ることはなく、行き過ぎるオレンジ色の車両を見送った。

郊外の住宅街の少し外れにある小さな雑貨屋さん。その店には不思議なものがたくさん売られている。 「木枯らしのキャンディ」とか「夕暮れのチョコレート」とか「夏の入道雲のハンカチ」とか…

「もしも」シリーズ。イメージは世にも●●な物語。 もしも誰にも治せない奇病が流行ったら—— もしもそれを治せるという不思議な能力を持った人がそこにいたら……。 そんな世界で…

屋上のドアが、不思議な空間に繋がった。そこにいたのは一人の少女。 そいつが、笑いたいのに笑えない、そんな顔でこっちを向いたから。 俺は、逃げられなくなったのだ。 ブラック、レッ…

裏庭にひっそりとある、その古びた井戸。 誰からも忘れ去られて腐って黒ずんだ姿は、近付くのも恐ろしい程にとても不気味だった。 ——だけど、それ以上に不思議な魅力があった。 次第…

この物語は『眠り姫JKは目醒めを待つ』の後日談で、本編に関するネタバレが、多々あります。 ですので、本編から先に読むことをおすすめします。 本編の『眠り姫JKは目醒めを待つ』は…

「貴女はこの感情の意味を知ってる？」 何気ない風景を切り取るためにシャッターを押したことから始まった 都内の繰り返した毎日を送るOLとシャッターの向こう側の世界の人々の共同生活…

ひいじいちゃんが子どもだった頃、体験したちょっと不思議な狐の話。自転車を押してくれたのは、どうやら狐だったようです。 自主企画『キツネに関するお話って素敵だと思いませんか』用に…

竹籠の中にいる彼女の独白。

※この物語はフィクションです。実在する人物、事件、団体などとは関係ありません。 ※暴力表現や性的表現を含みますので苦手な方はご注意下さい。 ※反社会的、反道徳的な内容を含み…

神社を改良した診療所、「七ツ闇クリニック」 だがその診療所には近所の子供以外は誰も寄り付かない。 そのクリニックには昔からある噂が絶えなかったからだ。 その噂いわく「あの診療所に…

見えなくなったもの。見なくなったもの。見ようとしなくなったもの。 この世界には沢山あります。

少年、イワオは困っていた。岩の下の虫を捕まえようと持ち上げたはいいものの、岩を降ろすことができなくなり、体力が奪われる一方だった。 自主企画『「１シーンから連想して物語を書く」…

　地元公立に行くのが嫌で僕が入った中学校。そこは女子８割の全寮制中高一貫学校だった。 　機械が苦手でちょっと不思議なクラスメイトとぼっち友達になり、崩壊寸前の『野遊び部』に入部。…

名を呼ばれ、振り返った先にいた黒ずくめの男。その男から、24時間後に死ぬと告げられた。それが本当なのか、そんなことは無いのか、分からないまま過ごす24時間。あなたなら、どのように…

高校の文化祭の準備の帰りに出会った女の子のちょっと不思議なお話

コンポタもおしるこも最高です

一話完結の短編集です。 不思議な世界観を体験したい方、心に何かを感じたい方へ送る物語です。 不定期で更新しますがよろしくお願いします。

私の今の現状を綴っただけの話。 何も怖いことはないと、自分に言い聞かせたのは何年前からだったのでしょう。 最近のこともあまり覚えていない。 女子高生ってそんなものじゃないで…