僕は人ではなくて`空気`だった。

ぽえーひろーん_(_っ・ω・)っヌーン

第1話

空気感


それは人が営み生きとしいける上で

必ず相対する絶対的な重圧で逆らえず


だからといって乗り越えた先に何の栄光が

つかみ取れる訳でもなしに、ただ虚しく

己という存在が歪められ曲げられ捻って

そうしていつしか作られた境界線は決して

唯一無二の個性では無いのであるから。


人はみな平等を求める


人はみんな同じであることを

自分と何ら変わりない`ヒト`なのだと


そこを根底から覆すものはこの世には居ない

そんなことすれば爪弾きも弾き飛ばされる。

お前なんかいらない…はすぐにやってくる

恐れはまさに、必要とされないということ


同僚の彼も彼女も上司までもが

みな誰も彼も全てが同じ道を歩いている

前ならえ、歩幅は揃えて、型にハマり

回るにしては非合理的な形の歯車だった。


…しかし


それでも抗い戦うものこそはいる

そこにどんな信念があれど`彼女`は敵になる

社会は敵に容赦しない無慈悲で冷酷で

するっていうとすなわち弾劾され消される。


例えば彼女がそうだ。


前にならうでもなく逆らうでもなくって

ただ後ろの方で見えないところで僕は


それを見ていただけだったというのに

彼女なんて性格は悪いしウザイし声煩いし


これっぽっちもいい所なんてないのに

それだってのに夜の歩道橋の上でアイツは

あんな死にたそうな表情携えてまでも

涙をこらえて鉄橋の柵を握り潰すが如く掴み


でも堪えても涙は内側で心を濡らしてしまう

ひたひたになった心は脆くって破けてしまう


僕はあの感覚を知っている…知って、いる。

酷く目を覆いたくなるような


残酷で凄惨な

そんな光景だったけれども

僕は目を離せないでしかいられない

そうしていると何かが蘇る気がして


遠い過去の砂浜に立てた砂の城が

他の誰かが見つけて治してくれたみたいに


何かがかけてしまっていた僕を彼女は

そのあまりに泥臭い涙顔がなんだってか

…呼び覚まし奮い立たせる


これは踏み出しではない足は前ではなく

僕の足は両とも真後ろに向かっている


まだもう少しだけ飛び降りてくれるなよ

じゃないとお金が無駄になるからなと

その横っ面に僕は思い放ち言い捨てて

運試しだと言わんばかりに歩道橋を降りる。



そうだな何を買っていこうか

好みなど知らないので…水で、いいか。

固いアスファルトの上を跳ねる靴底は

その高低差に対応して段を下げてゆく


どれくらい降りたかその時には既に地上

背後に自転車左手には車と右はアパート

どれもこれも地球環境の敵でしかない

まったくもって腹立たしく思える。


水を彼女の分だけ買う

特に急ぐでも怠けるでもなく

まるでただの仕事帰りかのように


本当になんの感情も湧き起こさずに

淡々と階段を上り登り昇る上がる。


まだ、生きてたか。


上り詰めてまず思ったことはそれだった

さっきと何にも変わらない光景だ


それはフリなのか?

それとも具現化した写真なのか?アイツは。


僕は歩いていく

僕は隣に歩いていく


すぐ隣へと歩いて向かって足を動かす

彼女は僕に気が付くことは無い決して

そうしてやがて


「あなた空飛べるんで、死にませんよ」


水を泣きっ面に差し出しながら

`僕`の言葉で持ってはなしかける。


「…ストーカー…?」


あまりの突然の出来事に際して

彼女は狐につままれたような顔で

とりあえず頭の中に浮かんだ単語を

ただ口に出したみたいにそう言った


…顔は、可愛いんだコレが。

性格は最悪だけどね。


僕が黙ったままでいると彼女は

未だ僕の正体を掴めずにいるのか

再び同じことを呟いた。


「アンタストーカー…?」

「じゃあ逃げないと」


「…な、なんなの…アンタ…」

「歩道橋の妖精ですよ、死にたい人さん」


「……」


僕の発言を噛み締めるような顔で彼女は

それまでの不安や動揺を上回る悔しさを

その憎たらしいくらい可愛い顔に浮かべて

悲壮感漂う可哀想で悲劇的な雰囲気がした。


「いつ頃飛び降りる予定ですか」


僕は買って持ってきた飲み物を

歩道橋の手すりの上に置いて言った


「…誰?」


そこから数歩後ずさりしながら

彼女は恐ろしいと言わんばかりの

態度と表情でそう言ってきた。


「未来から来たあなたですよ」


「ふ…ふざけないで!なんなのあんた!?

一体…誰なのよ!」


大声を出さないで欲しいのにな

怒った顔は可愛くはなかった

そろそろからかうのはやめてあげよう


「僕は空気ですよ、話せる空気です

認識されない触れられない空気です」


「い、意味がわからない…

今話してる…でしょ…?」


戸惑いは隠せやしない

平静ではいられないらしい


「それは僕が話しかけてますし

話しかけたら、話せるでしょう?」


「やっぱり全然…わかんない…」


理解力の足らない人だなと

彼女のイメージの中にひとつ

さらに不名誉な称号が追加される

つくづくだめな女の子だこの人は。


「…止めに来たの…?私のことを」


「いや死ぬんなら最後くらいは

話してみてもいいかなっておもって」


「だからあんた…誰なのよ」


「空気です、あなたの会社の空気感そのもの

僕からしたら半分職場みたいなものです」


「会社の…人?」


「会社の、空気です、」


僕は何度も同じ説明をする

それ以外の言いようがないのだから

同じことの繰り返しになるのは

どうしても避けられない事だった。


理解力のない人だ本当に


「あなたは逆らい続けてきましたね

抗うにはあまりにも不利なもの達に


どうして適応しようって

なんで変えようとすらしなかったんですか

僕はそこが知りたいからこうして

話しかけてるわけなんですけど」


「…もういい、アンタが誰とか、知らない

ストーカーでも何でも、どうでもいい


疲れた…だからこれは単に気の迷いであって

あなたと話のは気まぐれなんだからね」

いいから早く話してくれないかな


「光栄ですね」


僕の言葉を聞いて彼女の眉が一瞬

ピクっと動いたけれども

別に煽っているわけでもなんでもなく

僕はこの喋り方しか出来ないのだから


我慢してもらおう。


「…正直わからないわ、何でなのかは」


「そうですか、分かりました

それじゃあ苦しまずに逝ってくださいね」


答えはしかと聞くことが出来たので

もう彼女に用事は何も無いので去ろう

僕は文字通り彼女の前から

`姿を消そう`とするが…


「ま、待って!うそでしょ!?」


驚いたことに消えようとした僕の腕を

なんと彼女は人の身で触れてきたのだ


これには驚いた…


ただの空気である僕には本来

人に触れることは出来ないはずなのに

一体なんで


「そんな冷たい態度…ある?

話聞いてくれるんじゃ…ないの?」


「答え言ったじゃないですか今

それと手離してくれません?」


「だからってあれで納得するぅ!?

それと手は離さないからね…って


なんかあなたの手変…というか

なんだか温度が…ないような…?」


「空気に体温なんてあるわけ

ないじゃないですか」


「…あ、あなた…まさか…」


途端に青ざめたような顔をする彼女

なんだここに来てようやく理解したのか

そんな期待は打ち砕かれることになる


「あなた…ユーレイ…?」


僕のことをそんな化け物扱いするとは

これにはさすがにイラッと来た


「あなた頭クソ悪いですね、クソ」


「く…くそ…?」


「良いのは顔だけですか?クソ頭女さん」


「…どうも」


どうやら彼女の耳はとても都合良く

自分にとって良い言葉だけのみを

抽出したらしくお礼を言ってきた

きっと`顔は良い`だけ聞いたんだろうなと


そのあまりの都合の良さに思わず

乾いた笑いが出そうになるが堪える

意外と顔以外も可愛い人なんだな


そう思った


「あなた可愛いですね」


「そ、そうかな…ありがと…」


やっぱり反応がとても可愛かった

なんだいい所あるじゃないかこの人にも

わかりやすく照れるその姿が


すごく目の保養になるので僕は

柄にもなく褒めまくることにした。


「可愛いですよ」


「…う…んと、その…ユーレイでは…

ないわよね…コレは多分」


「違いますね、空気です」


「そう!空気…空気って…なんなの?」


さっきまでストーカー扱いだったのが

僕に触れたことで体温がないことに気付き

それ以来考え方が変わったのか

それとも褒めたからかは知らないが


途端に理解を示すような態度になり

女の人ってのは分からないなと思う。


「原理とか意味とかはありません

言ったまま`会社に漂う空気`です僕は


人の姿してるのはその空間が

人間で溢れてるから真似てるだけです

そこがどうぶつの空間であれば

僕は猫や犬やそんな形になります


空気は固形ではないので

自由自在に変えられます

僕はあなたのことを見てきました

あの会社の空気といたしましては


それを乱す人のことはどうしても

気にせざるを得ないんです

2年間も会社の空気感と戦ってたあなたが

なんだか死にたそうなのでこうしてー


あぁ普段は人には見えないんですよ

無色透明無完食でもちろん無味無臭ですし

ーで、死にたそうにしてたので

最後に話しておきたいなっておもって」


僕の説明は初めて人に話すにしては

長い時間存在してきて初めて

僕は`人間`と話しているので

これでいいかは到底分からないが


とにかく黙って聞いてくれたのは

非常に良い進歩だと言えるだろう

意外と頭は悪くないのかもしれない

相槌はちょいちょいしていたし


なるほど…という表情をしているのを見るに

案外理解力は悪くないのかもしれないな


「つまり…」


「つまりはあなたは人ではなくて

なんと言うか、まさに空気…なのね?」


「あなた可愛いうえに頭いいですね」


「あ、ありがとう…照れちゃうな…なんか」


褒めるとてもいい反応をするので

しかも喜んでくれているので僕は

すっかり気に入ってしまっていた

彼女案外いい人だなと思い始めている。


「でも空気なのに触れるの変じゃない?」


「普通は触れないはずなんですよ

僕は生き物には触れないんですよ」


鉄橋の柵の上に置かれた水を見て

僕は追加の説明をしておく。

お金や衣服や財布なんかは

普通に持つことが出来るので


ちゃんとお金払って買ったのだ

本当は服なんか着る必要ないのだが

裸っていうのも気持ちが悪い


なぜなら僕は人間の空間から生まれた

`空気`なので価値観はヒトの物である


「でも私は…生き物…だよね」


「そこは不可解ですね未だに」


「触ってもいい…?」


「いいですよ僕は構いません

何かが、わかるかもしれませんし」


「し、失礼します…あなた男でいいの?」


やはり彼女も女性であるからには

得体の知れないモノでも性別は気になるのか


「一応男のつもりですね

顔だって可愛らしいでしょう?」


狙ってこの顔にしたのだが

結構お気に入りなので自慢したい


「…確かに…好みの顔してる」


正直な人だなと思ったし嬉しい

僕を肯定してくれたのは彼女が初めてだ

誰の意見も意思も僕には今まで

1度だって届くことは無かったし


そもそも意思疎通を試みたこと自体

今回が初めてなのだから。


「どうもありがとう」


「あ、あ…えっと…どういたしまして…?」


「会社でもそんな感じでいたら

あんなにならないんじゃないですか」


こんなに可愛らしい人だとは正直

思ってもみなかったのでこれは良い

こんな可愛い子なら間違いなく

会社でも嫌われて弾劾されなんか


絶対にしないはずだけどなと

人間関係についての今までの観察の

全ての経験から基づいての

彼女への結論を導き出してみる


「…それは無理、あいつら、クソだから」


そういう彼女の意見は正しい

彼女の同僚先輩上司は全ての人間が

腐りきっていてこの世のゴミだ

僕はあの空間があまり好きでなかった


だから唯一空気感の違うこの女の

近くにいつもいたのだけれど

会社で見る彼女はそのクソという人達と

真っ向から張り合っていて


…正直馬鹿な人だと思っていた。


「なら会社やめたらどうですか

僕はあなたのこと嫌いでしたけど

正直この数分で好きになりましたし

死んで欲しくなんかなくなりました


会社やめたらどうですか」


「好きに…なっちゃったの?」


「えぇ、好きですよ可愛くて

会社とは別人ですよね」


「そ…そんなに…褒められても…困る」


「会社やめましょうよあなた

きっと他の場所ありますよ」

人間に僕が意見するなんてのは

`空気`である僕にとっては結構


侵してはならない領域を

踏み越えつつあるのだが

それでも彼女には死んで欲しくないし

こんなに可愛いのにそれを隠してまで


無駄にしてまであんなやつらのとこで

生きていってほしくなんかなかった

こんなに誰かに対して強い思いを

持ったことはなかったけれど


ただの概念としてだけの存在が

今はまるで感情があるかのように

いや感情がは確かにあるのだが

あるだけで機能不全気味であるので


ほとんど人のものとは違うのだが

それでも強烈にそう思ったのだ。


「…辞めた方がいいかな」


「やめましょうよ」


僕はどうしても本音しか言えない

そういう性質の存在なのだ


「…そうね、辞めるか…私辞める」


「随分聞き分けがいいですね」


「実はさっきから考えてたのよ」


「…さっきから…?」


「そ、死のうとしてたとかじゃなくて

会社やめよっかな〜って考えてたのよ」


彼女は

一体ぜんたい何を喋っているんだ?

死のうとなんかしてなかっただって?


それじゃあ…


「…僕の勘違い…?」


「私殺されるのかなって怖かったの

だってあなたのさっきの言い方

なんか脅してるみたいだったから

会社の人かな…?って思ったの」


「そうだったんですね」


「見てたんなら分かると思うけど

今日の会社のトラブルで私

もう辞めようかなって思ったの

そうしたらなんか悔しくなってきて


人生無駄にしちゃったなって

この先どうしようかな…って」


「それで泣きそうな顔してたんですね

あんなに辛そうな顔してたんですね」


そうだったのかと

今になってみれば確かに

今日の彼女は散々な目に遭ってた


いつものことと言えばいつもの事だが

今日は彼女にとって何かが違ったのだろう

僕にはあまりわからなかったけど

きっと彼女にとっては何かが。


「ねぇ…聞いてもいい?

なんで死にたそうだって…思ったの?」


「前死んだ人がいたからですよ

僕の目の前で自殺したんです飛び降りて


それにあなたの雰囲気が似てて

だからなんだか…何か思ったんでしょうね

僕には感情がありますけど

人間のものより希薄なので


人が死んでもなんとも思わない

…はずなのに今思えば、変でしたね」


「…なんだか、嘘みたいだけど

でも、ホントのことなんだなって

そう思うよ君の話」


「可愛くて良い人ですねあなた、好きですよ」


「…あの…褒めすぎ…だよ

そしてその、1個聞いていい?」


「はい」


「会社やめたらもう会えないの?」


会いたいのかな

会えなくなるのは寂しいから

それは嫌だなって意味に聞こえる


「今はあそこにいるってだけなので

離れようと思ったらいつでも離れれます」


ーそれを加味した上での発言だ


「そうなのね


じゃあ…その…あの…

わ、私に着いてくるって…どう?」


「いいですねそれ」


「…え…?ほ、ほんき…?」


「あんなとこにいる気ないので

あなたに着いていく方が楽しそうですし」


「な、なんか…変なやつ…」


「…本当は楽しそうとか嫌いとか好きとか

僕が思うことは無いはずなんですけどね

どうしてか急に機能不全、良くなりまして

それがあなたのおかげ何じゃないかなって


それに何回も言ってる通りに

可愛くて良い人ですきなので

ちょっとお邪魔しましょうかね

あなたの人生は面白そうだ」


「…じゃあ…家…くる?」


「いいですよ」


「うん…分かったわ、じゃあおいでよ、家」


「いいですよ」


「そういえばあなたって私にしか

見えないとかそういうの?」


「見せようと思えば誰でも見れますよ」


「…私以外にいたことってある?

こういう…人」


「いませんね」


「そっか…ん、分かったわ、

ーじゃあ行こっか、家」


とても奇妙なことになっている

それは確かに自覚はできるのだが

不思議と不安も後悔も何もなかった

あるのはただ彼女が生きてくれて良かった


ただそれだけであって

それ以上もそれ以下もない。

数分前の僕とはまるで別の存在になった

…そんなような気がする。


きっと彼女が僕の何かを変えたんだ

どうしてかは理由は分からないけれど

今の僕はこころが生きているのがわかる

普段より感じるものが沢山あるから。



彼女と生きてくのといいかもな

だなんていう気持ちにすらなっている


そうだ


家に行こう



全てはとにもかくにもそこから

何がどうなっていくにしても

まぁこれはコレできっとアリだ。


「よろしくお願いしますね」


「…まぁ、よろしくね」



「好きですよ」


「…んと…それ…やめてくれない?」


「分かりました」



「あぁっ!?だめ!やめないで!」


「やめませんよ、嘘です

僕は嘘をつけないので…あれ?」


嘘つけないはずなのになんで

どうして今言えたんだろう?

`空気`である僕に嘘はつけないはずで

それは変わることの無いキマリゴトなのに



…まさか?


「…失礼します」


「へ?あ、ちょっ……あれ…暖かい…」




「ねぇなんであなたの手

ちゃんと温度…あるの?」


これはひょっとして

まさかこの僕は今まさかー


「おいっ!道のど真ん中で2人で

イチャつくな!」


「うぁ、す、すみません!ほ、ほら避けよ…」


僕の手を引っ張り彼女は

道の端へと避けようとする

歩道橋のど真ん中で会話してたから

通る人の邪魔になってしまったのだ


…だが、…待ってくれ

いま…2人って



「ねぇ…今って…見せよう…ってしたの?」


「してないです…」

「どういうこと?」



これはもう、これ以外考えられない

この感情の起伏の多さなんかは

今まで味わえるはずのないものだった


そして温度なんて伝わらないはずで

彼女は暖かいと僕の手を掴んで言った

さらに言えばその前から

何故か触れることが出来た


僕は人には触れないはずなのに

なんでか僕に彼女は触れた

そして見せようともしてないただの

酔っぱらいの通行人に姿を見られた


…これはもう結論が出た



…つまりこれは…要するに…


「なんか人に

なっちゃったみたいですね」


「えぇぇ!?!?!?」


彼女の驚いた顔は


可愛くはなかった。

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