「宇宙船」を含む小説

宇宙船に乗った十人の船員たちは、恐ろしい光景を目の当たりにする。その一人、シンメン・サトリが言う。「何だ、これ…」そこには、今まで宇宙へ飛び立ったすべての宇宙船の残骸の山が…。

アールグレイ星に向かって旅をしていた少女メロンの宇宙船は、見知らぬ星へと墜落する。 目を覚ましたメロンの眼前に広がるのは、見渡す限りの砂漠。近くには不時着したはずの宇宙船も見当た…

　夏祭りの夜、空を彩る打ち上げ花火。 　見上げる人々をよそに、彼女達は大輪の華を『見下ろして』いた。 「ねえ。持って帰って良いかしら？」 「いや、ダメでしょう。さすがに」 　キラ…

　宇宙清掃業を営むソウ。 　オンボロ宇宙船とロボットアームのニックを相棒に、宇宙ゴミにまつわる小さな悲哀を、今日も回収する。 　だいたい2000字くらいのショートショートの連作…

衛星回線を通じて流出したコンピュータ・ウィルス、〈ＲＱ―２１〉。宇宙船や宇宙基地の生命維持装置を停止させるそのウィルスは、対抗策が研究中の状態で流出したものだった……〝死んだ〟地…

私は、想い人であるサークルの後輩女子・丸川さんと似非アベックとして夏祭りを闊歩する権利を獲得した。 早めに集合場所へと足を運ぶが、私の目の前に現れたのは水たまりでもがく芋虫だった…

わたしは佐藤花子。宇宙船の雑用係をしている。今回もいつもの仕事と思っていたら遠い太陽まで行く事になってしまった。ベテランの艦長はやる気を出しているけどただの雑用係に過ぎないわたし…

墜落した宇宙船まで案内しろ、と小学生たちが見つけた宇宙人はそう言った。名前はスイゾクカン。どっからどう見ても10代半ばの女の子にしか見えないソイツは、何もかもを失った僕の前に突然…

戦場で死ぬはずだった俺は、赤毛の女騎士に助け出される、そして彼女は王になって国を率いろと言う、まっぴらごめんな俺は、ハーレムを作れと難題を突き付ける、しかし「ハーレムあればいいの…

とある銀河を統括する星間輸送管理局のシュラーとソーライは、ヴィオラ行きの宇宙船の中でとある少女を見つける。彼女はサトーラが創り出した存在であり、彼女の存在がゆくゆくは惑星間の均衡…

時は六十世紀。 俺の名は錬是（れんぜ）。開拓や開発に適した惑星を探す惑星ハンターだ。 だが、宇宙船の故障である未開の惑星に不時着。宇宙船の頭脳体でもあるメイトギアのエレクシア…

冥王星へ向かう宇宙船に備え付けられたサウナには男女五人が乗っていた。なぜ、宇宙船にサウナ？

宇宙空間を瀕死で漂流中の彼は古代文明の宇宙服を手に入れた。 その宇宙服、宇宙空間以外では彼のサポート形態をとった・・・・・女の子だった。 その後、彼は古代文明の宇宙船を手に入…

せっかく自主企画に参加してもらったのに、イベント期間が終わると埋もれてしまう。 企画立てたのに、埋もれてしまう。 そこで、自主企画【むせる　ミリタリー系の本棚】参加作品を、ま…

些細な命令違反により、銀河共和国宇宙軍を追放処分になった宇宙軍兵士、ティグル・ナーデ准尉。 ただ、部下を庇っただけだった。それが罪ならば受け入れよう。そう思っていたティグルだっ…

ミノリ・フジシロは草原にいた。その先は祖父がどうしても行きたかった場所だった。がっちりとした男イクヤ・ミズガセが迎えに来て、手を引っ張る。森を抜けると、そこは果樹園だった……。 …

「ねえ、もっちん、どう？　変じゃない？」というあーちゃんに、私は「うん、かわいいよ」としか言い返せなかった。 泣き出したあーちゃんの腕をつかんで、冷たい教室を飛び出した。「海が見…

「地球が攻められようという時、神やスーパーヒーローが降臨するなんて、あなた本気で信じているの？」 地球侵攻を企てる宇宙船団に、ひとり飛び込んだヒロイン・舞衣。彼女を取り戻すため…

相次ぐ対戦の影響で地球が寒冷化してはや数十年。 人々は地球に変わる新天地をもとめていた。 100人程度の乗船員をコールドスリープさせた宇宙船が何船も旅立ち、観測された惑星に希望を…

「殺伐感情戦線」の「宇宙」参加作品です ちいさな宇宙船で、たったふたりのクルーとして船の中で暮らす、「私」と朋子。ふたりは優秀だけど、とにかく相性最悪で……