「青春 短編」を含む小説

　星好きの男子高校生、宇野悠星は天体観測のため向かった学校の屋上で一人の少女と出会う。 　水流田雫と名乗った少女は困惑する悠星の前で勝手に話を進めると、金平糖を取り出し口に放り込…

いつからだろう。 僕の心に、ポッカリと空いている穴を 自覚して、生きていると実感したのか。 いつからだろう。 目の前の映る景色に、色が失われたのか。 いつから…

かつて栄光の『有名人』を目指したものの、その過去を黒歴史とした少年、瀧川朔日。 すっかり陰キャとなり、自ら望んだぼっちとして人生をやり直そうとする高校生活の初っ端、昼休みにソーシ…

僕たちは、自分を何と呼べば良いのかも分からない曖昧な存在で、それでも、出会いたいと願う一人がいて、それなのに、出会ってしまえば臆病になって手放す始末だーーー 高校入学に合わせ…

席替えに抱く思いというものは人によってそれぞれ違うだろう。新たなスタートを切れる気分転換であったり、話したことがない人と仲良くなれるチャンスであったり、逆にいつも一緒にいる人と離…

難病ヒロインがハードボイルドの世界で戦います。 恋愛もします。

十七歳の僕は、誰もいない夜の公園のベンチで、言葉に迷っていた。 この想いを伝えるための言葉は、何がいいんだろう。 栞里お姉さんはそんな僕の迷いなど意に介さず、普段どおり、ゆらゆら…

「静寂の音色」は、突然の事故で聴覚を失い、音楽への情熱を諦めかけていた高校生・梓が、盲目のピアニスト・海斗との出会いを通じて新たな音楽の世界を見つける物語。 「音は耳だけのもの…

『夢の舞台へ』シリーズのキャラクターたちのなかで成人式を迎えた四人が飲む話。 短編小説です

　多良奈央子は、廊下でてんとう虫を救っていた千崎靖人に恋をする。 奈央子とは違い、学年の人気者で、サッカー部に所属している靖人は、知れば知るほど遠い存在に思えてしまう。 　ある日…

カクコン短編賞の景品である、あのボールペンかっこよくないですか？？？ 個人的にはすごく好きです。 ……という事で書いてみました。 ↓現在の代表作でございます。ぜひ。 https…

「心のレンズ」は心温まる物語です。 　主人公の井上陽介は、記者として表舞台で輝く人気俳優、柏木悠斗の生活を追いかけています。 　しかし、彼が発見するのはスキャンダルではなく、…

鮮やかに彩られた二人の軌跡。 初々しくも清々しい恋愛模様。

章子は平凡な対象から、他の誰にも撮れない写真を生みだす。私が小説家としてデビューできたら、著者近影を撮ってもらう約束をしている。

（原題:歯車と恋）大学1年生の「僕」は、バイト先の先輩、透子さんに恋をしていた。 たまに変なことをするけど美人でしっかり者の透子さんと、捉えどころのないことばかりする、童顔で可…

高校3年生になる紗枝は、美大受験の追い込みとして夏休みの制作に励んでいた。 予備校と自宅での制作の中で、少しずつ心が内向きになっていく。 そんな自分の気分転換に外に出た先で、小…

知らないうちに異世界転生していたことに僕は気がついた……

　高校生になった“私”は約束が果たされるのを待っていた。種に光を当ててくれる人との再会を――。 　小学六年の十二月、クリスマスに合わせて催されたクラスのお楽しみ会で、“私”はクラ…

　俺にはずっと好きな子がいた。でもその子は別の子が好きだった。 　俺に似た容姿だけど、俺とは正反対の子。俺はそいつをすごく恨んだし、羨ましかった。 　だから、あんな約束を結んだ…

エイプリルフールに間に合わなかったので。 二日の話を書きました。