概要
彼女は幽霊か、あるいはインベーダー。
十七歳の僕は、誰もいない夜の公園のベンチで、言葉に迷っていた。
この想いを伝えるための言葉は、何がいいんだろう。
栞里お姉さんはそんな僕の迷いなど意に介さず、普段どおり、ゆらゆらと漂うようにして、いつの間にかそこにいた。
「君を脅かすのは幽霊の私の責務だから」
あの日の僕らは、紛れもなく幽霊か、あるいはインベーダーだった。
この想いを伝えるための言葉は、何がいいんだろう。
栞里お姉さんはそんな僕の迷いなど意に介さず、普段どおり、ゆらゆらと漂うようにして、いつの間にかそこにいた。
「君を脅かすのは幽霊の私の責務だから」
あの日の僕らは、紛れもなく幽霊か、あるいはインベーダーだった。
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