「百合短編」を含む小説

妹と初詣に来てはぐれた病んでる姉の女が、たまたま会ったヤンキーの女とおみくじを引くだけの話です。

その昔、朝霧という青年によってもたらされた豊穣の書。その書により、神の使いとされてきた「わたし」の日々は、一人の女性・夕霧との出会いで一変する。 自身を神の使いたらしめていた書を…

自分の記憶を追体験できる装置が娯楽として普及している中、「私」の恋人は、これまで興味を示さなかったその装置の最新型を気にしている。 「思い出したくない記憶ばかりだ」と言っていた恋…

元陸上部の私は、毎日目的もなく公園の周りを走っている。いつものように独りで練習していると、やたらと速い若い女が勝手に張り合ってきた。余計な世話を焼いてくるやばい彼女の正体とは……

「昔から、綺麗なものが苦手だった」 臆病な性格の鹿野真白【かの・ましろ】。 教師や生徒たちからの信頼を集める八七橋七瀬【やなはし・ななせ】。 ２人は、ある特別な制度が用意され…

一年の計は元旦にあり。もしその言葉が真実ならば今年は最悪な一年になるだろう。 優香（ゆうか）は友人の紀子（のりこ）と共に初詣に行くと、そこで彼氏の浮気現場を目撃してしまう。新年早…

やっとお会いすることが出来ましたね。 まさか、こんな所にいらしたなんて…… あなたを迎えるために、ずっと頑張ったんですよ？ 愛する人の安らげる場所を作りたい。 そんな思いにあなた…

両親を亡くした柚葉は、一人暮らしの準備中。 あるとき、クラスメイトの女子から声をかけられた。 彼女の家は、田舎でも大きめなマンションだ。 そこで、頼まれた用事は、虫退治だった…

俺には白川りんがわからない。俺と付き合っていながら、別の何かを見つめる彼女が。

　世の中は色々とありますが、私たちは新年からスタートします。そういう話です。 　小説家になろう、アルファポリスにも投稿しました。 　小説家になろう→https://ncode.s…

異世界に飛ばされてしまった幼馴染、大親友の二人。でも実は二人とも女の子同士、惹かれ合っていて恋人になりたいと思った。そんなところにゴブリンが現れる。恐怖から抱き合い、顔を合わせる…

和佳奈のことがずっと好きだった依央と、依央のことをずっと友達だと思っていた和佳奈の、恋を叶えてあげられなかった話です。

初原に思いを寄せる速川。 だが、一度も言葉を交わしたことはない。 一度も目を合わせたことはない。 そんな勇気はない、どうせ自分なんかと一歩も踏み出すことはしなかった学生時代。 勇…

曇りのち雨の日、洋館にて。「私」と「彼女」の物語。 ぶっちゃけると内容より形式重視で、実験的に書いてみたものです。あとリハビリ。

『レプトケファルス』――それは少子化対策として国が保護している子どもたちの総称だった。彼ら彼女らは勉強などの成績、バイタル値などから算定される「スコア」で管理され、高スコアの者ほ…

「私は二千六百八十七回目の自殺を終えた」 人が死ねなくなった世界で、少女は過去の友人と再会する。

「1984」のような世界で「ハーモニー」みたいなガールズラブをしたくて書いた短編です。

性格も立場も正反対の少女二人。 夏祭り、友人の輪から抜け出して、ひっそりと高嶺の花の少女が言った。――私は……あなたのその静けさが好き 大人しく、人影に隠れるような主人公はそ…

いつも駅で待ち合わせて一緒に登校する白川ケイと東藤ユキノ。 しかしその日はケイが待ち合わせの時間に現れなかった。 なんとなく嫌な予感がしたユキノは、急いでケイの家に向かい――そこ…