「思う」を含む小説

――イザベラ・オーレリア・アンナ・グラナディア。 乙女ゲーム史上最強最悪の悪役令嬢が降臨する――。 と、思ったんだけれども、 藤浪　奈々《ふじなみ　なな》。 享年二十五歳…

5歳の時、少女は皮膚むしり症を発症した。― 自分の皮膚をむしることがやめられない。強迫性障害のひとつ。 ずっと「変な癖」だと信じ続けてきた少女は、病名を知ったとき何を思うのか。発…

一人暮らしの会社員『僕』が毎日に自暴自棄になっている時、『緑のたぬき』とメッセージがあまり話さない父から送られてきた。 一体なんでだろうと思う僕だが、そこに篭められた父の気持ちに…

誰にでも好かれる必要はない！ 私が私でいることに、とやかく言われる筋合いはない。

小麦は、故郷の父に手紙を書こうとしていた。 しかし思うように筆が進まず考えあぐねいていると、キッチンからお湯が沸く音が聞こえてきて、小麦はふと、二年前の大晦日を思い返した。

「アイディアっていつ思いつきますか？」 　キャラが先にあって、この世界線にこいつがいるから物語はこうだ！　なのか、プロットできたから、キャラ当てはめよう！　なのか。その他は置い…

娘の結月と一緒にデパートへ出かけたが娘が迷子になってしまい、なんとか見つかるが疲れてしまって買い物もせず帰宅の途につくことになった。 母として小さな娘とのできごとと娘に思うことを…

　“彼のひとの　うせにし時を　しい問われ　さくらのはやしの　満開のした” 　右の歌は、深大寺の叔父が亡くなった後、時期は不明だが、残された叔母が書いたものだ、と聞いた。――今日…

一途な愛は歪んで見える、という面白い企画がありましたので参加してみました。 多分きっと、虐待をする親すべてが悪いわけでは無いと思うんです。それはいろんな事が複雑に絡んでいると思い…

2021年11月「ノベルバー」企画参加作品です。 Day25　テーマ「ステッキ」

ツイッターについつい散文をぶちまけてしまっていた私が「そうだ！それをここに移せばいいんだ！」と思いつき始めたはいいもののこんなこと三か月も出来ないと思う。 ※現在タイプ部門が非常…

小学校からはじめたバスケを途中でやめたことを 大人になって後悔していた。 社会人なってスポーツとは縁遠い生活になっていた。 スポーツに夢中になりたくて始めたランニング。 ランニン…

子供がもりもり食べてくれて そんな日々が後どれくらい続くのかな？ って思う だから、毎日愛をこめてご飯を作る 普通のおかん飯 だけどね 魔法がね 幸せになーれって

2021年11月「ノベルバー」企画参加作品です。 Day24　テーマ「月虹」 参考資料： コトバンク「月虹」https://kotobank.jp/word/%E6%9C%8…

地の文０％！　全部会話文で書いた小説 地の文がないから風景もキャラクターの容姿も自分で思うがままに妄想しながら呼んでください。それはもう読者のオンリーワン小説です！

ある日交通事故で死んでしまった松野ほのりと橋田雪斗は異世界で目を覚ました。 しかもそれはほのりが昔読んだ小説と同じ世界だった。 雪斗に恋心を抱いているほのりは一緒に旅をできること…

　横浜で暮らす、しっかり者の姉と、ちょっとおちゃめな妹が虫取りに夢中になり、迷い込んだ森で不思議な体験をします。 　そして数年後、姉妹は「日本古代史上最大の謎」を解き明かすこと…

　――ぼくが世界と一番仲がよかったのは、いつのことだったろう？ 　雪の降る日、世界は冷たく閉ざされていた。窓ガラスの向こうでは、白く小さな塊が、大人しい行列みたいに静かに行進し…