創作の究極

zero0511

第1話 物語がキャラを動かし、キャラは物語を動かさない。

 良いアイディアが浮かんだとき、ああ覚えていようと思ってもすぐ忘れる人間である私はそのせいで損をたくさんしている気がします。


 というのを前置きにして、自己紹介をしたいと思います。カクヨムには1作1話しか上げてないzero0511という名前のものです。好きなジャンルは主に百合、特に百合みたいな感じですが、全ジャンルの小説や漫画、ゲームを楽しめます。(BLも)


 それと絵が描けます。なので漫画を描きます。そして百合を描きます。


 先程申したとおり、漫画を描くので漫画の難しさが死ぬほどわかります。もちろん、小説も難しいのですが、漫画は更に難しいです。絵が上手に描ける=コマ割りが上手くできる=ネームが上手くできる=面白い=きれいに清書できる、を成り立たせられるようにしなくてはならないんです。(できてないけど......)


 ここからが本題です。


 カクヨムにいる方は結構な数、小説を書いていると思います。そのアイディアはどこから来ていますか、と聞くと皮肉に感じる方が多そうで怖いので、「アイディアっていつ思いつきますか?」


 キャラが先にあって、この世界線にこいつがいるから物語はこうだ! なのか、プロットできたから、キャラ当てはめよう! なのか。その他は置いておいて、カクヨムには、「プロットできたから、キャラ当てはめよう!」という方が多いと思います。


 これがラノベワンパターン化の原因かなとも思うのですが、キャラが物語に干渉せず物語がキャラを動かすということ。無双系、追放系、転移転生系......と上げたらきりがない(異世界系だけでもたくさん出る)のですが、物語がキャラを動かし個性がなくなっていく。そして、何故か物語にこういう人多いよねとなってしまう。


 批判しているわけではないです。しかし、ぶっ飛んでる、やっぱしここで動くのがアイツだよ、などという共感、驚き、つまりは感情が薄くなってしまわないか。と、危惧していました。


 芥川や太宰、ディケンズやフィリップ・プルマン、面白い話を書く人は大体物語が成り立つのにキャラの性質や性格が関わっています。最近だと、面白い漫画はキャラが物語を振り回しているように感じます。(キャラだけじゃなく、話の背景や場所とか時代も)


 だから私は百合漫画を描くときにキャラの作り、また世界線の作り、場所の作りを特に注意します。作者の感性、オリジナルティを出すのには物語の内容も大切ですが、その物語を一味変えるのにもキャラはじめその他諸々は大切だと思います。


 不遇の前世_転生_無双_ハッピーエンドという型は面白いですが、作ったのは作者ではないことが多いですからね。


 キャラの個性が物語を変えても良いんじゃないかという話でした。途中途中書いている通り、批判ではありません。ただ、誰も異世界系ラブコメ系が同じようなものが広まったことに本質的な答えに辿り着こうとしていない(わけではないかもしれないです、必要がないのかもしれないです)ので、一意見として話したいと思いました。


 もし読んでくださった方がいたら、コメント欄で私に対する反論や部分的賛同意見、もしくは賛同意見などぜひ書いてください。

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