「#伝奇」を含む小説

無駄にだだっ広い屋敷で平凡に過ごしていた少年、鳴苅弥景。 彼はとある出会いを果たし、不可思議な出来事に巻き込まれていくことになる。 例えば、木漏れ日の庭で眠るような―――。 …

山口遊子、書斎の名を遊斎と名付け、自身もまた遊斎と号す。遊斎、古今の不思議を書き記す。

特殊機関検非違使に属する、戦巫女が街や仲間・友人を護るために日々奮闘をする。 そしてさらに力を得て強くなり、護るべきものが増えていき苦悩する。 だが闘いの中で、日々の中にある束の…

時は現代。舞台は東京。 街を闊歩するは、人のみに在らず。 何千年もの間、人は鬼と共に在った。 人に害を成す鬼を滅するため、術師の群れは組織を成す。 筆頭泉谷（いずみや）。 陸原…

「名無し、iは頼ム、島ヲタスケテ」 失踪した母からの最期なメッセージとともに、僕は神秘に包まれた「天音島」へと転校する。迷い込んだ記憶で見た少女、学校の不可解な掟、古代の御火神様…

柴田恭太朗様主催の自主企画【三題噺 #10】「森」「寿司」「メガネ」に参加するために書きました。 店を閉めるお寿司屋さんの最後の仕事です。 ジャンルはホラーにしてますが、そんな…

謎多き汕舵（せんだ）の民の血を引く若者・鹿彦の運命的な旅を描いた和風伝奇ファンタジー。 故郷を蜥蜴（とかげ）の群れに襲われ、母を失った鹿彦は、自身の出自を知るため、宮から逃げ出し…

時は幕末。 江戸の町に一風変わった二人組があった。 一人は、本所浅草一帯を取り仕切っているやくざ「衣笠組」の親分・太一郎。酒と甘味が大好物で縦にも横にも大きいお人よし。 そしても…

穢れにより大きく変貌したもの、穢奴。 恋人が穢奴と化し、義隆は始めてその目で穢奴祓いの現場を見ることとなる。 祓われる恋人を、その目で――

十数年前に起きた一家惨殺事件。 現場となった被害者宅は、もうじき解体されるという。 この事件を追っていたベテラン刑事は、藁にもすがる思いで最後に昔馴染みの陰陽師を頼ったが――。 …

　東西に長く伸びる大陸。その大陸のほぼ中央に東西を分つかの如く南北を横断している山脈がある。その山脈の中腹に〈霧の国〉と呼ばれる小さな、小さな国があった。その〈霧の国〉で若き君主…

不運にも勇者の聖剣が直撃したことで、加地月彦はここが「異世界帰りの勇者を主人公とした現代伝奇の美少女ゲーム」の世界かつ、自分が転生者だと知る。 そのうえ原作の月彦は、勇者の強さ…

ある奇妙な体質を持った故に、数奇な運命をたどったエドガーという男の話――。 本作は『小説家になろう』様にも掲載しております。

　召喚魔術と呼ばれる異能が認知され、世界には召喚士と呼ばれる異能を使う者がいた。 　私立明星魔導学園に通う神和終耶は、ある日、悪魔と思われる召喚獣を召喚する。しかしその悪魔──ル…

『ヘドロ王物語』という不思議な本があった。 　舞台となるのは東京湾に建設された人工浮島型ゴミ処分場、通称『ヘドロ島』。 　そこでヘドロ王は、世界を滅ぼす秘宝『原始の炎』を求めて仲…

　不死の体を持つ嵩原幸太郎は、行方不明になった妹の凜を探して、幼馴染の片桐七海と共にケガレモノと呼ばれる異形を狩っていた。ある日、幸太郎は謎の女剣士くれはと出会う。彼女との戦いで…

時は南宋。宋の大都市である蘇州近郊の鯉養殖屋の下男の高二が日常でこの世ならぬ者たちに遭遇する異類譚！

電撃大賞用に加筆修正しました。 以下、あらすじ 　二〇一五年。場所はとある地方都市『二崎市(ふたつざきし)』。この町には、奇妙な事象が溢れかえっている。 　それは都市伝説めいた…

「私は普通に過ごしたい。」 「いや、君は普通に過ごすことができないよ。」 ―世界を救った3年後、俺は普通に過ごしている。 　　　―魔法使い 　　　　　　　　　　　　　　　　　…

「おそらくあなたは……外の住人たちに、贄として呼び寄せられたのでしょう」 光と影が逆転した世界で、角の生えた美しい男は微笑んだ。結界に封じられた鬼と、そこに送り込まれた『私』。二…