「星々」を含む小説

『私』がその古い館で出会ったのは、世界に存在するあらゆる靑(あお)を研究する所長と不思議な存在達だった。『私』の視点で語られる靑色研究所での出来事を綴った短編集です。

ニンジャと相棒がご飯とマツリで星を救いながら宇宙を旅する、のびのびサイバーパンク架空民話ニンジャSFファンタジー人外グルメ貴種流離譚 これを読めば第0話は読んでなくてもついてい…

浮かんだままに書き留めた短い短い物語を一粒のコンフェイト(糖菓)に見立てて集めたシリーズです。ジャンルは色々。現代と幻想が混じったものが多め。ほんの少し口寂しい時に摘まんでもらえ…

　元気な高校生、西園寺ミナミは、同じく高校生の秋宮メルにこう宣言した。 　「私はたんぽぽが欲しい！」と。人々が地球を離れ、銀河系に散らばり、星々の間を自由に移動できるような文明を…

●注釈 ※この作品は『夢現新星譚』の第一部【Ⅰ】夢と現の星間郵便の第69話で夢羽が話す、前日譚となります。 この作品から読み始めても楽しめますし、次に本編を読み始めても問題ありま…

些細な異変を契機に〝発症〟し、学生生活の傍らで互助組織〈ユニバーサル・ガーディアンズ・ネットワーク〉へ協力しはじめたばかりの高校生・狗飼和夜。彼は突如として発現した異能に戸惑いつ…

主人公である大学院生の江田（こうだ）玲奈は、量子コンピュータの可能性を研究している若き物理学者。彼女は、最新の実験で「もつれ」をもたらす粒子ペア（フォトン）を安定的に操れる技術を…

二〇二五年、小笠原諸島の華丘島で発生した『惨劇』。 この事件では、多くの人命が一人の少女、雨小衣しずくにより奪われた。 主人公、遠苑涼花は惨劇に巻き込まれて、親友である白守乃衣を…

「心臓」を無くした少年と、「心」を無くした少女。 少年は大手企業の御曹司で、将来は一流のファッションデザイナーになることが夢だった。 父親の反発にあいながら、自らの夢を…

私はフィクションでしか表現できないものがあり、サイエンスフィクションでしか表現できないものがあると思っています。埴谷雄高が死霊において思考実験として釈迦と大雄との対話を描こうとし…

列車に揺られながら手元のそれに目をやる。 ごく簡素な文体からは、有無を言わさぬような圧を感じる。 親指でその文字をなぞり、それからまた、車窓に映る自分の顔を眺めていた。

「知ってるかい　アリー！」 「どうしたの　アル」 　────僕たちの会話は、こんな決まり文句で始まる。 　おしゃべりなアルバートは、聞き上手なアレクサンドラとおしゃべり…

杜の宮原市の僻地、青葉ヶ山に住む少年、朝山ホムラ。 共に暮らす祖父や分校の友人たちに囲まれ、田舎で平穏な日々を送る普通の小学六年生――だった。 連日、杜の宮原市内で人を襲う熊の…

主人公NSは昔から人と関わるのが苦手で、常に孤独だった。だが、アルバイト先でとても人付き合いの良く才能に満ち溢れた星梅半譲(しょうばいはんじょう)という名の同級生と出会い、共に高…

時空の亀裂より迫り来る恐怖、アンレジデントと呼ばれる異形の生物。 人は発現したフレックスという未知なる能力で抵抗を試みるも、総人口数十万まで追い詰められた。 しかして、未来を予見…

居場所無し、味方ゼロの少女『終緋』は、歌とギターだけを生きがいに、ボロボロになりながら東京の街を彷徨い、路上ライブに明け暮れていた。そしてある日、緋は幼い頃の唯一の友人『霜夜蒼』…

紅蓮の煌星（フレイムスター）の続編。未完。

　混沌の闇の中で、私は在った。 　時間すら存在しない太古から、私は見続けてきた。 　激しい光の誕生を。最初の星々の輝きを。生命という奇跡の芽生えを。 　そして今、私はある人間の体…

精密機械の部品を作る大橋製作所。 そこで働く白井は、同じ作業員である今戸 大星のことを鬱陶しいと思っていた。 そんなある日、彼は社長から、今戸と彼が居た施設の施設長だった黒田の話…