コンフェイトストーリー

猫市

夜遊び

明かり代わりの蛍石をじゃらじゃらとランタンに詰め込む。

深い紺色のローブに胸元を飾る月のブローチは魔法使いの嗜み。

鏡の前で身なりを整えてから工房の奥で魔法陣の構築をしている師匠に声をかけた。

「出かけてきます」

「何処まで」

「月蝕庭園まで」


明日の仕事で使う薬草を摘みに月の眩しい夜を歩いた。


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