「#掌編」を含む小説

小学生最後の夏休みのことだ。プールからの帰り道、友達と別れて、僕は坂道を登っていた。

早朝四時に目が覚めた。昨晩カーテンを閉め忘れた窓から、明け方の蒼い光がじんわりと溶け出している。

「みんなに言っておかなければいけないことがある。」 ＰＡＮＤOＲＡ計画の推進者、コニー博士が、乗務員を全員集めた。 「これから、皆は、惑星オメガに旅立つことになった。」 ア…

思い立ったりリクエストを頂いたりで作成したSS置き場です。 即興よりもう少し考えて。 短編より手を掛けずに。 濃厚な文章世界をお楽しみ下さい。

あなたはわたしを読んでいるが、果たして、わたしの言語を理解しているという確信があるだろうか？（ボルヘス「バベルの図書館」） ◆ 企画『第一回こんな小説を書いてみよう』の内容を読…

受験は覚悟が必要。 受験生の時を思い出して、書いてみました。一話完結です。是非是非お読みください。

うさぎの話。

【掌編】（よろしければ実験にお付き合いください） 【最初に】 本作品は小説ではなく表現です。ある物語が特定のルールで書かれています。 最後まで読んでみても意味不明だったという…

様々な色彩が目にとまる。単色でも、混色でも、暖色でも、寒色でも色は世界に溢れている。 色をモチーフに詩や小説を綴ります。 ※ショートショートや掌編小説、短編小説には【小説有り…

空を見上げられないと言う友人との会話。 彼が空を見上げる事が出来なくなった理由とは？

女の子が可愛いのは少女までで、私はもうすぐ少女ではなくなる。 幼少期に喪った貞操も、腐った人間関係すらも、私はもう嫌になる。 純潔でありたい。そう言える資格はないけれど、私…

昔書いた夏～秋の即興小説群です。ほのぼのだったり夏だったりギスってたりぐるぐる思考してたり。7/18から2日に1回23:00にアップ、9月の終わりの日まで更新。基本的に1話完結。

【あらすじ】 遠い未来。 一部の特権階級はAIによって自動化された「天国」ヴァルハラに暮らしていた。一方、戦争によって汚染された地上には、不要者とさげすまれる老人たちが、わずか…

肉塊。ホットミルク。胎児。

フリーライターが取材に訪れた旧家で見聞きした、風変わりな情景――という設定のバラバラな掌編をひとまとめにしてみました。つまみ食い上等（笑）！ どこから読んでも読まなくても。

関連性のある短い話を集めました。ある少女が元々の姿から違う状態に変化する過程を綴っています。そこで、全４話通しての表題を「emergence」としました。「出現」「脱皮」「羽化」…

「件（くだん）」をモチーフにした、ややエロティックな怪奇ショートショートです。

ある昼下がり、男子生徒二人は机を突き合わせて談笑している。

　眠るという行為、そこに閉じ込められる自分という存在。それがどういうものなのか、決めてくれるものはない。 　ならば、眠る人とは、私とは、一体何なのだろう。