「手と手」を含む小説

竜に愛されしユーラシフラン王国での物語。 竜と王女の血脈を持つ王族。 居るとされているが誰も見たことのない精霊の物語。 王国に隣接した魔森に巣食うモンスター。 第三王子(1…

心に靄（もや）を抱いた人間に憑依し、意識を喰らう『憑き者（つきもの）』という悪霊が密かに横行している世界。 『妖力』という不可思議な力を用いる『護り猫（まもりねこ）』が『憑き者』…

「私は人を殺しました！でも仕方なかったんです。このままでは私は殺されてしまう。お願いですから誰か助けて！」　恒天観測員・出雲真昼は、孤独な観測基地で機器の点検作業に没頭していた。…

これはとある男性が転職した会社で経験したお話。

左手で筆を握る。キャンバスの中で猫が鳴く。悲しみに囚われた男の描く絵を眺め、少女は問い掛けた。 「どうしてそんなにも蒼いの？」 答える前と、答えた後。その両方で男は蒼色の絵の…

ーー聖女エレナが死んだ。 その際に起きた天変地異。荒廃した世界に舞い降りた翼の使徒。 使徒は言う。エレナが死んだのは、人間に裏切られたからだと。救うべきはずの人間に、殺されたの…

湊人は海に飛び込んだ

カクヨムコン初参加の作者が、コンテストに挑む！ おそらく、浮かび上がることもままなるまい。 だが、座して死を待つことは決してしない！ できることは、やってみる！ 爪痕残してや…

まんねんろう【迷迭香】 香りが強いところから、「常に香りがする」という意味で「マンネンコウ（万年香）」と呼ばれていた。（語源由来辞典より） （文中に福田恒存 訳『ハムレ…

農家出身の僕 焔技 レン (ほむらぎ れん) 僕は 世界一周をするために、冒険に出た。 そこには色々なものが待ち受けていた！？

クラスでオタクだの何だの、オタクでも何でもないのに勝手に決め付けられてしまう程のモブ、村山澪。しかし澪はクラスで話題、テレビで人気な俳優だった。踊り手の颯と学校でモブを振る舞いな…

バットを忘れた。

アクティビティシェアリングという言葉を知ってるかい？

文書ロイドの開発、生産、維持管理の総本山たるＭＵＳＴ社《システム》の社長に『醜文砲之担手《スキャンダラー》』たる記者、見尽子《みつこ》がこれまでとこれからを問い詰める話。

絵美は冷えた指先を擦った

KAC八日目「尊い」参加作。 手と手を合わせて、祈るということ。 仲のいい友達と笑い合うということ。 何気ない日常が尊かったと気づく頃には、もう戻れなくなっていた。

世永三冠対笹田七段の対局は深夜にまで及んでいた。早指し棋戦のはずが、繰り返される千日手。ライバル二人の将棋に、決着は訪れるのだろうか。

林真紀は告白を先延ばしにしてしまった事を後悔していた

ただ慎ましく暮らしたかった。ありきたりな生活の中で幸せを噛みしめたかった。ただそれだけなのに私は魔法至上主義思想がはびこる理不尽な世界に生まれ落ちた。私は”能無し”として生まれた…