「待ち」を含む小説

600字制限に勝手にしてる同題異話！現代ファンタジー！かぐや姫のお話が出てきますがねじ曲げられております。SRの雪待ちの人の月街の人というタイトルで書いた超短編の続き！

　帝政50数年……戦乱からはや数十年。平和の中で仲のいい兄弟がおりました。一人は兄、エルヴィス。弟も愛称はヒナトとそれは仲の良い兄弟がいました。 　しかし、しかし……そんな仲…

同じ国で、同じ日の同じ時間に生まれたカイトスとミラ。お互い相手を心から愛していて、結婚も決まっていたが、ミラが蔓延していた奇病にかかってしまう。 どうしても、どうしても。愛する…

コールドスリーピングから目覚めたら、目の前には血塗れのオランウータン。密室空間で、一体何があったのか？

15年前、わたしは魔法少女だった。 きっかけというほどのものはない。大学生になったわたしはある日、ふとしたきっかけでかつて一年間だけ暮らしていた街への旅行を思い立つ。 それは…

2021年、実業界に激震が走る！東証の上場区分が劇的に変わるというのだ。主人公、篠塚忍は上司の命令で会社のホームページ上に、ある偽のＩＲを流す。株価は次の日からおよそ８倍にも達し…

　深い闇が広がる林の奥には、"ハコ"を持った者しか辿り着けない、古びた小屋がある。 　そこには、紳士的な男性、筺鍵明人《きょうがいあきと》が依頼人として来る人を待ち続けていた。 …

消えた主の帰りをひたすら待ち続ける犬っころ春来に一目惚れしたのは、ハイスペック執事の天人だった。やたらと加虐心を煽る春来の行動に、天人の恋心は加速していく。けれど、春来は過去を忘…

※【異世界軸】と【現代軸】で章は分かれています。世界線は違うが、同時期の物語なので同時進行していきます。 少しモラルに欠ける、動画投稿中毒の日本女子大生の井上瑞穂。 彼女はバズ…

世界を刻む二人の会えない時間を、今この時より。

　愛犬異世界転生は2021年8月05日に他界した愛犬がきっかけで書くことを決めた初の小説。 　愛犬こころが天界に向かうまでのストーリーは実話です。 　そして、天界へ向かってから…

奏多(かなた)を待ち続ける賢人(けんと)。ある夏の日、賢人は駅のホームにいた。ベンチに座り続ける彼の前に現れたのは…。読了後に切なさの残る、夏らしいお話。

　どこぞの類人猿やら学園都市一位やらキラキラ目の女王蜂など、 これまでも良からぬ輩に巻き込まれてきたお姉様。 今は、どこぞの異世界へと旅立たれてしまいました模様。 けれども今…

　明日は国中が待ちに待った結婚式。 　お姫様は国に伝わる魔法のティアラとベールをかぶって未来の王子様と誓いのキスをします。女の子ならば誰もがあこがれる最高の瞬間でした。 　し…

雨の日、路面は全てを映していた。 信号待ちの最中、少女はある男と出会う。 牧藤黒羽は憑き物祓い、魔法使いの端くれのような、呪術使いのなりかけのような。 曖昧で特別な力を持つ彼女…

「みんな死んでしまえばいいのに...」 「もっと愛して欲しいのに...」 そんな彼の"思い"が創り上げたこの結界内に一人、男は居た。 そんな願いが叶うはずが無い事を知りなが…

待ちに待った卒業式。 積もり積もった想いを叶えるため、とうとうこの日、私はあの子の第二ボタンを取りに行く。 な、の、に。

世界大戦によって多くの人々が死に絶え、『わたし』はただ独り都市に取り残された。 『エデン』。背中に翼を持った少女は、何十年も帰らぬ人を待ち続けていた。死ぬこともできず、ただ生き…

　その男はきっと知っている。その女性はもう永遠に失われたのだと。そしてその面影を待ち続けるのなら、彼自身もまた、永遠に失われるのだろう。 　それは未来をひたむきに信じる男の美学か…