「きれい」を含む小説

字がへたっぴな女の子と、幼馴染の男の子が、手紙を書き合う話。 Twitterでお題（「手紙」「風邪」「寄り道」）をいただき、書いたものになります。

　桜々中が「きれい」だと感じるものを感じたままにつらつらと書き綴る作品集。 　おおよそ無題。冒頭にタイトルらしきものをつける場合も。 　これを読むあなた自身が、好きなようにタイト…

――きれいだと、思った 死神公爵という通り名を持つジュリウス・セピールを友人兼幼馴染とする公爵令嬢クロニカ・マカニア。 彼を待ちながら、彼女は回想する。 彼との出会い、そして彼…

無償の愛、尽くしてくれる彼女。恋愛はきれいなものばかりでできている。少し曇ってしまうと、悲哀になってしまう。バレンタインに思いついて、どこかに投げつけたかった断片です。

妹。 わたしの妹。 よくできた、わたしなんかにはもったいない、妹。 染めていないのに少し明るい、やわらかな髪。 きれいというよりかわいい方向に整った顔だち。 穏やかで花のよ…

五歳下の幼なじみには、生まれたときから桜のかたちの痣があった。 敏道はその花を、幼なじみを、兄ちゃんとして守ってきた。 ※うっすらボーイズラブです。男性から男性に対する恋愛描写…

戦争と伝染病で荒廃した世界にて。 「月がきれいですね」から始まる、似たもの同士二人の最後の会話。 カクヨム３周年記念のフクロウ企画で書いたのですが、投稿がギリギリ間に合い…

　近くて遠いは田舎の道、遠くて近いは男女の仲、というけれど。 　雪深い田舎の道を、僕は幼馴染……といっていいのか分からない彼女と歩く。 　今の僕たちはライバルだった。 　大学受験…

　人間が暮らす世界の中で、主人公の野良猫は白猫と出会う。 　人間に飼われていた白猫は、主人公とは違う見方で世界を見ているようだった。 　やがて、人間たちの世界に彼らは巻き込まれて…

100文字小説です。 涙をこらえるときに、喉がぐうっと苦しくなるのは何故なんでしょう。

蜘蛛は教えられもしないのにきれいな巣を張る。タンポポの綿毛は種を遠くに運ぶため。それらは何かに操られてそうしているのではないか？人間にももしかしたらそのようにプログラミングされて…

夜空のお星さま。 　夜空に、たくさんのお星さまが、きれいに金色に輝いていました。 　ある日、何の個性もない通行人の女の子Ｂが、流れ星に願い事をしました。 「お星さま！　どうか私を…

主人公の高校２年生・宮元駿馬は、同級生の柴崎に誘われて夏休みに非公開のビーチ・リゾートにモニターとして参加する事になった。柴崎の兄が開発責任者であり、そこで招待されたのだった。 …

「はやく大人になって、命の恩人であるご主人様に恩返しを！」 　ルーチェの望みは、大切なご主人様・シルヴィオのために、立派な魔法使いになること。ある朝目覚めると、願ったとおりの大…

雨の日に女をひとり拾った。 若くもない、取り立てて特徴もない。 ただ白い肌ときれいな歯並びをもってる、そんな女…… 切ない大人のラブストーリー 『 存在の意味 』を探して彷徨…

とかげくんは小さな小さな蜥蜴です。 ある日好きになったのは、夢のようにきれいなひと。 そのひとに近づきたくて、傍にいたくて、とかげくんは頑張ります。 ほのぼのした日常と、とかげく…

家事が得意な僕は先輩にお弁当を渡す。そして一緒に食べる、そんな関係。けれど僕が遅刻した日に、この関係は変化する。

大学生である主人公大雅はある少女と出会う。その少女は絵を描いていた。しかしその絵はお世辞にも上手いとは思えなかったが、それ以上に彼女の闇が絵に多く込められていると感じてしまう。彼…

学校からの帰り道。 沖井、家礼多、辻居の三人は退屈をもて余していた。 そこで怪談好きの沖井が語りだしたのは「口裂け女」に関する噂だった。 辻居はそれをバカバカしいと一笑に付したが…

長い長いおはなし。 2人の高校生が、色んな人に振り回されて、気づいたら水面下で世界を救っていた。 地味な話かもしれません。 色んな国が出てきます。色んな人が出てきます。まるで…