「＃戦い ＃短編」を含む小説

　人は、火を前にすると見入ってしまう習性があると言う。 　火は文化そのものだ。 　冷えて固まった獣肉を脂がのった御馳走へ。 　毛皮にくるまって凍えていた苦難の夜を、酒を酌み交わ…

影幽（えいゆう） 　己の影を実体化させる能力。 　主に三つの形態に分けられる。 　影を無機物に変える「投影」 　影で有機物を生み出す「残影」 　影で辺りの空間を支配する「影響」 …

黒井ルイは現在大学生3年生でありながらも平穏に生きることに嫌気がさしていた。友達はいるが遊びに行くほどではないくらい浅い関係。恋愛もしたことがない。家族からは愛され、今は双子であ…

ケビンは戦いのセンスが欠片も無い男だった。 剣を持たせてもまともに振るうことができず、魔法の素質も全く無い。 それでも冒険者になりたいという夢を捨てきれず、懇願してとあるパーティ…

　とあるマンションの屋上にて、木村和人という一人の大学生が飛び降り自殺しようとしていた。 　就活の失敗、彼女との失恋、住居の喪失と不運が続き、生きる希望を見出せなくなったのである…

昔々、草原の地にリハーダという名の村があり、その村には２人の兄弟が住んでいた。兄はヨウという１８歳の少年で、弟はムサーカという１４歳の少年だった。そして、兄弟の両親は残酷にも侵略…

難病ヒロインがハードボイルドの世界で戦います。 恋愛もします。

　天涯孤独の女子高生、夢乃旅人（ゆめの　りと）は幼馴染みで親友の一ノ瀬七海（いちのせ　ななみ）が原因不明の仮死状態となってしまい絶望していた。 　ある日、旅人は七海そっくりの鎧を…

　ある日、戦艦グナイゼナウの艦長エリーザから手紙を貰った。 　その手紙を巡って命を懸けた戦いが始まっていくことになる。 　短編小説になります。

「アイラ、聞いて……」 　ナオミの声が静かに響いた。彼女の言葉は力なく、しかし彼女の意志ははっきりとしていた。 「あたしね、天国があるって信じてるの。そこには痛みも悲しみもな…

彼女は、何時までも戦い続けるつもりなのだろうか。

ロストリア王国の騎士団で双璧を担う、二人の騎士団長。 若き騎士団長たちをとりまく、日常、戦い、苦悩、悲しみ、ほのぼの、様々な物語を切り取った短編集。

通学路の途中、奇妙なメガネに話しかけられた私は、魔法少女として生まれ変わった。メガネっ娘からメガネを奪う悪の怪人ラガンダーからメガネっ娘を守るための壮絶な戦いがいま幕を開ける。 …

世界が最終決戦を迎えていることなんて、誰も知らない。 知らなくていいよ。 でも、この孤独な戦いにどうやってケリをつければいいの……？ ＊＊＊ KAC2024参加作品です。 …

戦いは終わったが、生き残った者にはこれから先を生きてゆく義務がある。それが、どんなに意に添わぬものであったとしても。

――気づいたら、うどんだった。 男がその事実に気づいた時、うどんとして食べられる寸前であった。 状況が分からないまま、何とか体（うどん）を奇跡で動かす。 「クッ！　あれやこれ…

増えすぎたスライムをなんとかしようとする魔王様が仕方がなく勇者と戦います。 ……たぶん。

KAC第三回参加作品。お題「箱」 真莉、ヴィリアミ、アーベルは自然を操ることができる、ペストと呼ばれる特別な存在だ。ペストはこの世の中に生きてはならない。人間に見つかればすぐに殺…

"悪者"の私は、敵である"魔法少女"と対峙していた。目の前に倒さなければならない敵がいる。 力量差は圧倒的で私に勝ち目はない。しかし私は"悪者"だ。どんな手を使っても魔法少女に勝…

　マイク・ハスキュー著『戦場の狙撃手』などを主要参考文献に大戦時のエピソードを小説仕立てに執筆したオリジナル短編小説集です。 　内容は以下の通りです。 「ＷＷⅠ:アブドゥル」 …