「絵画」を含む小説

異世界ファンタジー、現代ドラマが多いと思います。 何の主題歌でもない一曲を聴いた余韻、大昔の海外の絵画を見た美術館。 明確なメッセージはなくとも、笑いが零れるほどの不思議な感覚…

絵を描いていた人間の話

元警察官・岡田真三の退職後第二の事件。 （第一の事件は「歴史去る暗入り巣」として公開済み） 岡田さんの過去バナに触れつつ、鎌倉署の窓際警官・片山さんとの出会い。 １２月鎌倉。寒々…

あなたの読む順番で、結末が少しだけ変わる。 かつて生きた絵画の少女達の運命はあなたの手に。 訂正箇所は見つけ次第随時更新しています。 見つけた方はそれとなく伝えていただけると嬉…

森、雪原、山。 それぞれの土地と周辺国に敬われ、恐れられる魔女様方の有能な魔獣、従魔三人組は、そろってモフモフ。 呪いに悩む獣人王国の姫君のために、魔女様方の名代として、魔羊ネエ…

　とあるところ、魔筆《マギアクイル》と呼ばれる魔法の羽ペンが使われる世界。 　10歳になると渡される魔筆だが、孤児院育ちのレオは15歳になっても一向に使いこなせなかった。 　偉大…

若き大女優・大スター　フォカルロスは、フランスでこの世を去った。 後にこれは『悪夢のクリスマス』として語られ、当時の号外と彼女が最後に笑顔を向けた新聞は、名作絵画と同等の値段で取…

美大首席からの転身―。探偵助手として新たな道を歩み始めた御堂美咲の前に、運命的な事件が舞い込む。 現代アート界の旗手・村上遥香の密室殺人。彼女の遺作「沈黙の白昼夢」に秘められた…

遺影を用意できず、顔の原型も留めることなく亡くなってしまった人を弔うため、彷徨う霊に会ってその似顔絵を描く者――『遺顔絵師』。 木蔦右近は、遺顔絵師を生業とする天才画家・姫彼岸合…

世界史の教科書には必ず載っている有名な絵画『ブラジャーを掲げる自由の女神』 この絵が生まれた背景を紐解くと、一つの大きな問いが浮かび上がる。 「なぜ女性たちはブラジャーを掲げて…

青い蝶の片羽の絵画。夜毎に羽ばたく呪われた絵。

中学生の遥（はるか）は、絵を描くことが好きだった。絵画教室に通っていたある日、西川冴（にしかわさえる）が絵を持って現れる。 その絵はあまりにもクオリティが高くて、遥は西川とライバ…

1939年9月1日ドイツ第三帝国はポーランド共和国へ侵攻し、それら一連の行動に抗議した大英帝国、フランス第三共和国は翌日宣戦布告。しかし、17日にはソ連がポーランド共和国国境を越…

セオドア・ウェルズリーは昼間には街中で、夜にはパブでヴァイオリンを弾き生計を立てていた。事故で片足を失くして以来、義足と共に暮らしており不自由もある。しかし心を奪われるヴァイオリ…

『薔薇の大家』と呼ばれる画家・浅月の家では、度々人が消えるという。 情報を聞きつけた新聞記者・宮野は、浅月の家に薔薇を納品する倉田に近付き、浅月の家に入り込む。 浅月に神隠しの…

【1話完結/短編】画家と、その親友の話。 プルシアンブルー：シアン化物と鉄イオンで合成される青色顔料。紺青とも呼ばれる。脊椎動物の血や組織には、ヘム鉄錯体（ヘモグロビン）やタンパ…

子どもの頃から絵がうまく、絵画教室や予備校に通い、たくさんの絵を描いてきた芸大生の主人公。絵がうまくなるにつれて絵の世界にくっついてくる「垢」も見えてきた。うまいだけでは描いては…

◆プロフェッサー黒樹（くろき）は制作しているマドモアゼル（しろさき）のところへ顔をみせる。 どうやら油彩画を描いているようだ。 先生と生徒の花や色に関する話を少しした。 しかし、…

子どもの頃から絵画で神童と言われてきた兄貴だったが、天才も二十過ぎたらただの人。 プライドが高く、周りの期待もあり、自分なら東京藝大に合格し、画家としてキャリアを歩んでいくという…

舞台は大正時代、帝都大学。 眉目秀麗、秀才である 立科永 （たてしなえい） 。 自信家で高飛車である彼は、大正デモクラシーに明け暮れていたが、 同輩に暴行されたことを切っ掛けに…