蝶が、最近騒いでいる。青いモルフォ蝶の、片羽が。その蝶がどうして自分のところにやって来たのか、主人公は覚えていませんがもう一つの片羽に巡りあいます。謎は解けるかと思われますが、謎は飛び立っていきます、不思議な余韻を残したままで。人のいない、静かな夏の木陰や素敵なカフェで日常の時間の流れからほんの少し外れて過ごしていたような素敵な読後感でした。